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[ ポーランド / ワルシャワ ]
「ハァ…!!」
俺たちは今走っている。
いや黒尾さん死にそうだな
「ターミネーター見たいって親子に人気ですよ!」
『黒尾さんそれ褒めてないでしょ』
「それは確かロボットだな…」
「いい意味でね!カッコイイ意味で!!」
ランニング中の牛島選手に俺達も走りながら話をする。
ペース早すぎ。
そして止まり黒尾さんと握手を交わした。
「A久しぶりだな」
『…若利くん久しぶり』
「お前が選手になるの楽しみにしてたのだがな、これはこれで楽しみだ。」
共に頑張ろうと俺の頭を撫でて若利くんは去っていった。
「牛若って笑うんだな」
[ イタリア / ローマ ]
俺初めてイタリアに来た。
「ほぼ確定で、ヨッフェ選手います」
「…!」
『ヨッフェ選手の打点凄いですよね』
「そーなのよそーなのよ」
ガシ!と握手。
いや早。
「Aさんプロじゃないんすね」
『トライアウトには行ったよ』
「みんなそれ聞くね笑」
「いやー有難い。影山選手とか宮選手見たさに来るお客さんも多いから」
「あーイケメン枠ですね」
『えそれ自分で言っちゃう?』
「よく言われるんで。」
さすが影山、変わってないなって安心した。
「入口になれるのは嬉しいです」
『!』
そんな影山の言葉に黒尾さんは自然と笑みを浮かべていた。
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作者名:みるく | 作成日時:2024年1月14日 19時