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念願の聖臣との直接対決。

今年もブロックが反対だったからこそ、決勝で戦うことが出来た。

その事実だけでもう俺は泣きそうだった。


「なぁに泣きそうな顔してんのさ」

『なんか、ずっと願ってきた対戦相手で、勝っても負けても最後ってなんか寂しいなと』


まぁ、決勝まで残れるとは思ってなかったもんねと幸郎と共にセンターコートを見つめる。


「お前ら、そんなに悲しいこと言うなよ!」

「キャプテンと副キャプテンがそんなんでどーする!!」

『…ここに来てまでいつもどうりなのもどうかと思うけど』

「まぁ、光来くん達だからね」








「A」

『聖臣!』

「やっとだな」


…なんでそんな泣きそなんだよと引いた顔をする聖臣。


『だって、聖臣もこれを願っていたと思ったらなんだか嬉しくて、、、』

「…キャプテンが始まってすらないのに泣くな」

『ごめん、(泣)』


兄だからって容赦はしないよと聖臣。

なんだか成長したなとまた泣きそうになった涙をこらえた。


『もちろん。受けて立つ』

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作者名:みるく | 作成日時:2024年1月14日 19時

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