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近くで戦っていた聖臣はもう試合を終えていたようで俺の所に来てくれていた。
その近くにいた人たちが今年の全国3大エース全員敗北だなと話していたのを聞いた。
それは、井闥山が負けたことを意味していた。
キャプテンである飯綱さんが怪我で途中退場をしたそうだ。
「おめでとう」
『ありがとう。』
俺はどう言ったらいいのか分からなかった。
少し沈黙が続き聖臣が先に口を開いた。
「…さっきの10番とか飯綱さんとか、途中で退場になったやつのことを可哀想と言われる方がカワイソウと思う。」
『…聖臣らしいね』
でも可哀想は可哀想だよと俺。
なんでだ?と言わんばかりの顔をする聖臣。
『勝ちそうでも負けそうでも、最後まで戦えないのって本人にとってとても悔しいことだと思う。
俺がその立場だったらとても悔しがってると思うから。』
『負けた者は、明日何者になるんだろうね』
「…しらねぇよ
でも」
Aは明日も勝者になるだろと真っ直ぐな聖臣の目に惹き付けられる。
『もちろん。勝ってみせるよ』
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作者名:みるく | 作成日時:2024年1月14日 19時