二話 ページ4
「えー…どうしよう」そう小さく呟いて歩いていると…
?「どうかしましたか?」そう肩を叩かれたから
「ひっ!?」振り向いてから距離を取るべく一歩後ろに下がると…
?「あ、ごめんなさい驚きましたよね」そう行き場のない手を降ろした女の子は…
「驚いてごめんなさい、その服、学園の人ですか?」そう近づけば…
?「か…い」そう俯いて肩を震わせるから
「え?あの、大丈夫ですか?」そう小走りでさらに近寄ってその背を撫でながら
「もし具合悪かったら家が近いので休んでいきますか?それとも道さえ教えていただければ、背負っていきますよ…?」ああもう!!なんでこんな時に幼馴染から取ったこの白衣は大きいの!
そう撫でていれば
?「あの」そう顔を上げた女の人の顔は…
「は…はいなんでしょうか」とても…言いにくいけど…あの…
?「あの、お姉ちゃんって呼んでいただけませんか?でも、あの写真撮っていいですか?」
「え…えっとお姉さん?写真はだめですよ?」若干久しぶりというか…懐かしいというか…
?「かわいい!!本当にかわいい、名前はなんて言うんですか?あっ!私は寿あんずです!」
「えっと、あんずさんですね。私は蒼月Aと言います、もし大丈夫でしたら学園まで一緒に行ってもいいですか…?」そう聞けば
「勿論!Aちゃんかわいいね!!一緒にいこ!」あ、わかった
この人に覚えがあるんじゃなくて
?「ゆう君!!こっち向いて!!」この人にそっくりな雰囲気を出したからか
そんな風に納得しながら横に並んで歩き始めた
「あんずさんは最近転校してきた方なのですね」
「そうなの!って同い年だから敬語じゃなくていいからね?」そう頭を撫でられる中
「…懐かしいな」そう聞こえない程度に呟いて先に見えてきた学園を眺めた
あの幼馴染が言ってたのはやっぱり、あんずのことかな?なんて…
「諦めた学校生活も楽しくなりそうだ」
「ん?A何か言った?」
「ううんなんも」
私は何もできなくて、守られたばかりだったけど…この子を守るのもありだよねと
【ここにはいないあの人】から守るために改めて決意を固めた
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フェンフ(プロフ) - 琥珀さん» 早速コメントありがとうございます(*´ч`*) お優しいお言葉嬉しゅうございます!! (2017年12月9日 23時) (レス) id: 9cb16aef6a (このIDを非表示/違反報告)
琥珀 - 続きが気になります!更新待ってますね! (2017年12月9日 23時) (レス) id: d132965d79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:フェンフ | 作成日時:2017年12月9日 23時