ｓｅｃｒｅｔ９７ ページ48
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あれから歩いては立ち止まって食い、歩いては食いの繰り返し
お腹が限界を迎えて、
賑わったところから少し離れた公園で休憩することにした
『もう入らない、お腹いっぱいだぁ〜』
「ねぇ、顔ぷくぷくしてる？」
不満げな顔で頬を両手で隠している
『逆にもっと食べたほうがいいって。Aは�覧せすぎだと思うよ〜』
「もうっ！そういう問題じゃないの！！
慧さんはいいよね〜食べても食べても太らないんだもん。そういう体質になりたかった」
たしかに運動しなくても太らないけどさぁ…
Aには美味しいものいっぱい食べてほしいよ
あんなに幸せそうに食べてくれるんだから与えたくなっちゃうよね
「そろそろ花火の時間じゃない？」
時刻は花火が上がる予定の10分前
今から河川敷に行っても人が多くて見れないだろうなぁ…
「私たち食べるのに夢中で花火のこと全く忘れてたね」
『どうしよっか…』
この祭りにくるのは初めてでどこから花火が見えるとか全くの無知だし、
二人で良いところから見たかったんだけどなぁ…
「花火見れなくてもいいよ
こうやって夏休みに慧さんと会えただけでも嬉しいから」
『本当は？』
「嘘じゃないよ、慧さんとこうやって祭り行けただけで幸せ」
真っすぐすぎる瞳に、この子は嘘つかない子なんだって今更思い出す
綺麗な浴衣を崩さないように
優しく抱きしめる
『ありがと
計画性のない俺にいつも文句言わずについてきてくれて』
「うん」
『甘えてって言ってるけど、甘えてるのは俺のほうかもね…』
「んふふ、甘えられるの好きだよ私」
『ん〜じゃあ甘える！！』
二人で笑いあって、見つめあったとき、
自然と唇が引き寄せられて、綺麗な真っ赤な唇と重なっていた
＿＿ボンッ！！！！！
突然の大きな音に、
二人同時に空を見上げる
「花火だぁ！！！」
夜の街を一瞬で明るく染め上げた大きな花火
次から次へと空に舞い上がる花火に、時が止まったように視線が離れない
誰もいない公園で
二人きりで花火見れるなんて、こんな幸せなことない
『来年もここで見ようね
二人で 』
「秘密の場所でね」
寄り添いあいながら残りの花火を楽しんだ
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なっつん(プロフ) - 匿名さん» 4年前ぐらいにやったやつなので全然忘れてました(･･;)教えてくださりありがとうございます。わざわざこの作品を見てくれてありがとうございました。 (2019年6月13日 23時) (
レス) id: bfd0398e3b (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - アイコン画像などに芸能人の画像を使うのは違法ですので変えてください。変えない場合通報しますので。加工画でもNGです。 (2019年6月13日 13時) (レス) id: dc1593ce82 (このIDを非表示/違反報告)
なっつん(プロフ) - ほっぺさん» 嬉しいコメントありがとうございます！時間がなくて全然更新できてないのですが、最近少しずつ余裕が出来るようになったので遅くなるとは思いますが更新しますね。長らく更新してなかったのに読んでくれてありがとうございます！ (2019年3月28日 1時) (レス) id: bfd0398e3b (このIDを非表示/違反報告)
ほっぺ(プロフ) - はじめまして。秘密の関係、とてもドキドキしながら読ませていただきました。続き、時間に余裕のあるときで構いませんので楽しみに待っていますね。 (2019年3月27日 3時) (レス) id: 64be37747e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なっつん | 作成日時：2018年7月31日 18時
