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Night3 ページ29












気がつくと、


廊下の椅子に座っていた。





しかし、

さっきの部屋とは違い、薄暗く周りの様子がわかった。


「あ、れ…」




「いき、てる…???」




さっき、怖いフレディ達に…


追い詰められて…



!あの子は!?あの子は無事!?



「無事だ」


突然、

横から声がした。


「!?フレディ…」



振り向くとそこには、


フレディだけでなくボニーやチカ、


そしてフォクシーがいた。






「さっきはすまなかったね、嬢ちゃん!」


「チカ…さん?」


「あははっ!普通にチカでいいよ!!」


「うん…チカ。」


さっきまで、
恐ろしく思えた彼女らが


まるで久方ぶりに会う友人の様に思えた。




でも、

一体どうして…さっきまで…



そう思っていると突然ボニーが喋った。




「あー…俺達が喋ってびっくりしてるか。」


「えっ!?…うん。」




空いた口が塞がらないとはこの事だ




まるで心を読まれている様だ。




フォクシーも続いて喋り始めた。



「俺達は、心の化身さ。…今はお前のだがな。」


今は私…


心の化身…


「って事は…あの子の前で喋らなかったのって…」


「えぇ。さっきまで、私達の主導権握ってたのはあの子」


「主導権…でも、私何もしてないよ…??」



益々、

よくわからなくなってきた。





するとフレディが私の考えを察してこう言った。


「私達は、彼から生まれた悪夢だ…

だが、その悪夢にお前がやって来た。

我々は近くにいる者の心によって変わる。」


「変わる…」


フレディはあぁ。と言いながら、再び話を続けた。

「お前はあの時、我々を恐れなかった…」

「クローゼットの中にいたあいつは、我々を怪物だと思っている」


「そこが違いだ。」

「えぇと…」


するとボニーがあ!と言い、喋り始めた。

「まぁ要するに…俺達は、アイツから生まれてバケモンだと思われりゃ、バケモンさ。」

「で、アイツより意志が強かったんだよ」


「意志…」


「で、あんたは俺らをバケモンじゃなくて何かに見立てたんだ。」


「意識してか、無意識でかはわかんねぇけどな。」



あ!


私はようやく、点と点が線になった様にわかった。


私は彼らをカイブツとしてではなく、

怖いフレディとして見ていたからだったんだ…!!

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作品ジャンル:ホラー
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作者 - そしてお気に入り登録者9人&おもしろ度14票、そして3000hitありがとうございます!! (2022年1月3日 18時) (レス) id: 642b8d5027 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - 新年あけましておめでとうございます!今年もどうかこの小説を見て頂けると幸いです!! (2022年1月3日 18時) (レス) id: 642b8d5027 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - 皆様大変お待たせいたしました!これより更新いたします!! (2021年12月29日 23時) (レス) id: 642b8d5027 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - おぉ…いつの間にこんなに…2500hit &お気に入り8人&おもしろ度13票本当にありがとうございます!!長らく更新もコメントも出来ず大変申し訳ありませんでした! (2021年12月29日 23時) (レス) @page43 id: 642b8d5027 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - 1000hitありがとうございます!! (2021年11月23日 23時) (レス) id: 642b8d5027 (このIDを非表示/違反報告)

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作成日時:2021年10月12日 22時

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