技術者の仕事は色々やばい。

カセットテープ1.3 ページ3

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「君だけのスペシャルプレゼントがあるんだ！」



突然、そんな声が聴こえた。

近くから聴こえる。
場所からするにトイフレディの声だろう。
そう推測する。


もしかして、これが怪しげな挙動と言う奴だろうか。

トイフレディは機能停止していた筈だし可能性は高い。



「大丈夫！僕はみんなの友達さ！！…もちろん"君も"ね？」


「…！！」

明らかにこちらを見た。

爪の先まで脈打っているのがよくわかる
自分を認識しているのだ。




まるで彼には命がある様だ



続けてお面をつける。





なんともありませんように

何もありませんように



頭の中で何度もそう唱える。



「ちょっと？もしもし？」


「何で何も言わないんだい？？」


開いていたお腹はしまっており、
首を傾げてこちらを見ている様だった。







バレない様、ゆっくりゆっくり足音を立てずに下がる。





速くはなれよう

速く逃げよう


ここは安全じゃない、危険だ


頭の中で繰り返しそう思う。









だが彼は逃げる事が分かっていた様だった。



「鬼ごっこをするかい？？」


「それともかくれんぼ？？」



逃げる事は不可能の様だ。
というか、子供のように思われているみたいだ。

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