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風磨 side



「いってきま〜す」



今日はマネージャーさんが体調崩しちゃったから久しぶりに電車を使って現場入り



電車の中は人が全然いなかった

向かいにはおじさんと、、車窓をずっと眺めてるお姉さん。てか、お姉さんが持ってるトートバッグ俺が通ってた大学のやつじゃん。

キャリーバッグ持ってるし1年生かな?



音楽を聴きながら電車に揺れる。



ふと向かいの2人を見た時に俺は気づいた、おじさんセクハラしてね?
いや完全に太もも触ってる。
流石にほっとけない。



「あの、何してんすか?」



[え?何もしてないよ]



「さっきの証拠写真ありますけど一緒に警察行きますか?」



写真なんて撮ってないけどねー



[えっ?!あ、ちょっともう降りるから]



「はぁ、、、」



あのくそじじいは駅に着いた瞬間降りちゃった



『あのっ、!ありがとうございます』



「大丈夫?他に何かされなかった?」



『足、、触られただけですよ、だから大丈夫ですっ』



どこが大丈夫なのよ、、手が震えてるのに



「隣座っても大丈夫?」



『はいっ全然大丈夫です』



「お名前は?」



A「Aです、、お兄さんの名前は何ですか?」



「俺?俺は菊池風磨、知ってる?」



A「え?どこかで会いましたっけ?」



「んふっ会ってないよ(笑)」



あえて俺の存在を教えないっててのも面白いな(笑)



いろいろ話していくうちに彼女の手の震えもなくなった
そして俺の予想は当たってた

俺が卒業した某大学の1年生で一人暮らしのために上京してきたって、、しかもかなり田舎のところから
なのに初日に痴漢って辛いよなぁ

だからいろんなこと話した、例えば



「ジャニーズって知ってる?」



A「知ってますよっ、お兄さん馬鹿にしてますか?」



「してないしてない(笑)」



A「嵐だって少年隊だって知ってますよ」



いやーほら、SixTONESとかSnow Manじゃないの?(笑)



話してると結構天然だし面白い



A「あっ、私もう次の駅で降りますっ助けていただいたりお話ししてくださったり、ありがとうございました」



「全然楽しかったし、こちらこそありがと。あっそういえばまだ東京慣れてないでしょ?今度どっか行こうよ」



A「いいんですか?、、」



「ん、俺が遊びたいの、LINE交換しよ。」



A「ぜひっありがとうございます!」



交換して降りて行ったAさん



おっと、、俺ナンパした?
え?これナンパ?

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設定タグ:菊池風磨 , SexyZone   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:SZshori | 作成日時:2021年9月23日 18時

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