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『ねぇれん〜どの服だったら私に気付く？』
｢あんな、ライブやないねん。そう客席ばっかちらちら見てられへんから｣
『んー、まあそれもそっか。』
わたしが舞台を見に行く前日、廉とは電話をしていた。
｢席そんな後ろやないんやろ？｣
『うん、一般でもこんな前取れるんだってくらいには前の方』
沙耶ちゃんは廉の立ち位置がどこだとか、お立ち台がなんだとか色々話していたけれど、わたしは正直そういうのはよく分からない。
『ねえ、お立ち台って何？』
｢俺らが途中で客席の方おりて台に乗って歌うねん。その台のこと｣
『なんかね、明日一緒に行く子に、廉くんのお立ち台すぐ近くだね！って言われた』
｢そうなん？ それは楽しみやわ〜さすがに見つけ出せそうやな(笑)｣
少しだけある優越感。
廉に見つけてもらえるかも、なんて。
『明日も学校だからわたしもう寝る〜』
｢ん、おやすみな。俺は夜公演だけやから明日はアラームかけずに寝溜めしたろ〜(笑)｣
『寝坊しちゃだめだよ』
｢昼過ぎても寝とったら起こして｣
『ん、わかった。おやすみ』
後で思えば、ここまでが序章だったのかもしれない。
全ての始まりで、全ての終わり。
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なな - 本当に切なくて、でも、どこか幸せで温かくて、涙がとまりませんでした。だいすきです！ (2018年10月2日 4時) (
レス) id: d317cbb504 (このIDを非表示/違反報告)
ひかる - お互いに好きなのに別れるとゆう選択、切ないですよね…二人にとって幸せな瞬間があったってゆう事実がその後の人生にいい影響を与えていたらいいなと願ってます!! (2018年10月1日 9時) (携帯から) (レス) id: 075c6f1d28 (このIDを非表示/違反報告)
Yuka(プロフ) - 涙止まらないくらい切ない。。でも、好きな作品でした！出会えて幸せでした！また続編も楽しみにしています！ (2018年9月16日 21時) (レス) id: e3f933bc47 (このIDを非表示/違反報告)
るる(プロフ) - まりさん» コメントありがとうございます！今書き上げている作品が終わり次第続編を始められたらなと思っていますので楽しみにしていていただけると嬉しいです！ (2018年8月8日 23時) (レス) id: 76e7965f2e (このIDを非表示/違反報告)
るる(プロフ) - 卍さん» ありがとうございます！またこちらでお会いできたら嬉しいです！ (2018年8月8日 23時) (レス) id: 76e7965f2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るる
| 作成日時：2018年7月16日 20時
