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「Aちゃん、また来てくれたんだね」
『うん。フウくんに会いたくて!』
余所行きの顔をしている風磨は、昼にあった時とは別人のようだった。
よくわたしだと分かっていながらそこまで態度が変えられるなというくらいに。
プロだ。
そんなわたしも、風磨とフウくんへは全く態度が違うから人のこと言えないんだけど。
『ねぇ、フウくん。この前はありがとね?』
「ん?いいんだよ、俺がゆっくり相手してあげられなかったんだから。」
『今日もフウくんは引っ張りだこ?』
前にショウくんに聞いた。
風磨を個室指名する客は、夜かなり遅い時間になってから来ることが多いのだと。
だからわたしは、風磨の出勤時間に近いところで店に顔を出してみたのだ。
「今のところはAちゃんだけのオレ」
『ほんと?うれし〜!』
初めてここに来た時、ホストに引っ付いて甲高い声を出す女達にも、その女達に媚を売るホスト達にも嫌悪感を抱いたのに見事にハマってしまっている。
わたしの肩を抱いて、耳元で囁くフウくんに胸が締め付けられた。
風磨にしてもらえたらいいのに。
どうしてわたしじゃダメなんだろう。
誰にでも優しいフウくんじゃなくて、
少し毒舌だけど分かりずらい優しさで包み込んでくれる風磨に会いたい。
「どした?」
『ううん、フウくんすき。』
「俺も。Aちゃんすきだよ。」
『また会える?』
「もちろん。ここでいつでも待ってるよ」
違う。
会いたいのはここでじゃない。
『いや、もっとフウくんと……』
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ひかる - 久しぶりに風磨メインの話を読んで、セクゾなら風磨推しな私はキュンキュンしました笑 展開は切なくもどかしい感じだったのに最後は意外とあっさりくっついちゃったから、その後の二人を見たいなぁなんて笑 (2018年10月28日 21時) (携帯から) (レス) id: 075c6f1d28 (このIDを非表示/違反報告)
るる(プロフ) - Fukaさん» ファンだなんてそんな風に言って頂けて嬉しいです( ; ; )!機会があれば続編もかきたいと思っていますのでその時はよろしくお願いします。 (2018年8月1日 21時) (レス) id: 76e7965f2e (このIDを非表示/違反報告)
Fuka - このお話大好きです!!続編見たいです!私は、るるさんのファンです! (2018年8月1日 19時) (レス) id: 1cbdf53904 (このIDを非表示/違反報告)
るる(プロフ) - ゆんさん» ゆんさま*コメントありがとうございます!そんな風に言って頂けて、ほんとにとっても嬉しい限りです!応援のお言葉をバネにして新作も書き上げていきますので是非ご覧下さい。 (2018年7月17日 7時) (レス) id: 76e7965f2e (このIDを非表示/違反報告)
るる(プロフ) - ゆうかさん» ゆうかさま*コメントありがとうございます!続編のお声を頂いたのは初めてでとても嬉しい気持ちです!いつか続編を書く時がありましたら、その時はまた読んでいただけると嬉しいです! (2018年7月17日 7時) (レス) id: 76e7965f2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:るる | 作成日時:2018年6月25日 22時