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「そう言えば、この前は大丈夫だった?」


『あぁ、全然記憶ないんだけど目が覚めたら家にいた。』


「そりゃ、うちのナンバーワンがちゃんと送り届けたもん〜(笑)!」






そうだ、綾が言ってた。

フウさんというこの店のナンバーワンがわたしを送り届けてくれたと。






『ねぇ、ショウくん。その人ってどの人?』


「Aちゃんほんとにこういうとこ興味ないんだね(笑)店の入口に写真貼ってあるのに!」





可笑しそうに笑ったショウくんは、「えっとね、あの人だよ」 と少し離れたところに座る男性を指さした。








わたしの思考回路は一瞬で停止した。









だって









風磨にそっくりだったから。









髪型も服装も全然違うけど、お客さんに笑いかけるあの顔とか風磨そのものだった。








『……まさかね。』




「どう?やっぱイケメンだよねフウさん。」




『うん、さすがナンバーワンだね。』









さすが、なんて言いながら
わたしは彼が風磨ではない確かな証拠が欲しくて、必死に彼のことを目で追っていた。









「Aちゃん、そんなにフウさん見つめてどうしたの? 気になっちゃった?」




『え?ううん、全然』





「そっか。それでね……」









ショウくんがあの後もなにか話していたけれど
わたしの耳には全く入ってこなくて、ただ相槌だけを打ち続けていた。






きっとその相槌もタイミングが違うものばっかだったに違いなくて。









いつしか話すのをやめたショウくんは突然に






「俺オレンジジュースが好きなんだよね」





と、この店ではあまり相応しくないだろう
ソフトドリンクをわたしの前に置いた。





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設定タグ:菊池風磨 , 平野紫耀 , 中島健人   
作品ジャンル:恋愛
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ひかる - 久しぶりに風磨メインの話を読んで、セクゾなら風磨推しな私はキュンキュンしました笑 展開は切なくもどかしい感じだったのに最後は意外とあっさりくっついちゃったから、その後の二人を見たいなぁなんて笑 (2018年10月28日 21時) (携帯から) (レス) id: 075c6f1d28 (このIDを非表示/違反報告)
るる(プロフ) - Fukaさん» ファンだなんてそんな風に言って頂けて嬉しいです( ; ; )!機会があれば続編もかきたいと思っていますのでその時はよろしくお願いします。 (2018年8月1日 21時) (レス) id: 76e7965f2e (このIDを非表示/違反報告)
Fuka - このお話大好きです!!続編見たいです!私は、るるさんのファンです! (2018年8月1日 19時) (レス) id: 1cbdf53904 (このIDを非表示/違反報告)
るる(プロフ) - ゆんさん» ゆんさま*コメントありがとうございます!そんな風に言って頂けて、ほんとにとっても嬉しい限りです!応援のお言葉をバネにして新作も書き上げていきますので是非ご覧下さい。 (2018年7月17日 7時) (レス) id: 76e7965f2e (このIDを非表示/違反報告)
るる(プロフ) - ゆうかさん» ゆうかさま*コメントありがとうございます!続編のお声を頂いたのは初めてでとても嬉しい気持ちです!いつか続編を書く時がありましたら、その時はまた読んでいただけると嬉しいです! (2018年7月17日 7時) (レス) id: 76e7965f2e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:るる | 作成日時:2018年6月25日 22時

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