また明日、会おう２【JK×TH】

・JK ページ5

前より空が高く見える。








自分以外の人間が、
自分より幸せに見える。









当たり前の、何の変わりもない毎日が

突然色を変えた。









HS「………えーっと、
黒の絵の具が５個、
白を７個、
いつものあの画材屋さんで
買えばいいんだね？」








JK「うん。ありがと、ヒョン」






HS「………グガ、」






JK「……？」






HS「…………、大丈夫か？」






JK「……………何が？笑 大丈夫だよ」









全然大丈夫じゃなかった。

あの日から、ずっと大丈夫じゃない。

なにをしてもぎこちないんだ。









HS「ちょうど、5年だ。
流石に今日っていう今日は、
無理すんなよ。」







JK「………無理なんてしてないよ」









事故から５年が経った。









それでも俺は相変わらず、
あの子のことが忘れられないから、
こんな名前を自分につけたんだと思う。









キャンバスの右下。









細い筆で自分で付けた自分の名前を描く。








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“7:27am”









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