・JK ページ33
目覚めた瞬間から
嫌気がさして、イライラして、
ベットの上にあるクッションを
思いっきり壁に投げつけた。
.
.
.
.
HS「……あれ、今日、
知り合いの結婚式って
言ってなかったっけ、？」
JK「付き添い人は断りました」
HS「え？！なんで？！」
JK「………別に。」
HS「じゃあ………兄弟水入らずで
クリスマスパーティーしよう、か？」
テヒョンイヒョンに嘘をついた。
Aにも嘘をついた。
俺は嘘つきだ。
もう別にそれでもよくね？
誰かを不幸にする嘘じゃないんだから。
Aは過去の人で
好きなんかじゃないって言った。
とんでもない嘘だ。
相変わらず、俺はAが好きだった。
でも、テヒョンイヒョンも、
同じくらい好きだった。
それがとても、厄介だった。
ほんとに、とても。
HS「………今回の絵はすごいね。
絵のモデルの子、誰？」
部屋にある絵を見つめたヒョンがそう言う。
ヒョンには、嘘をつかないでもいいかなって。
誰か一人には、本当のことを言いたくて。
誰かになだめてほしくて。
JK「今日、結婚する子です。
俺の先輩と結婚するんです。
つまり、俺はフラれました。
正確に言うと、俺が彼女に
俺をフルように仕向けました。
だって、俺は彼女のことを幸せにできないから」
HS「…………泣いていいぞ、？」
JK「っは笑 泣かないですよ、こんなことで」
って言いながら、
涙が目に溜まって、必死で上を仰いだ。
HS「お前はほんと、、、
今日はなんでも買ってあげるし、
なんでも好きな食べ物買ってあげるよ」
ってヒョンが俺の頭を撫でた。
.
.
.
A。
テヒョンイヒョンと結婚したのに、
また今日も会えるんじゃないかなって
期待する俺を叱ってほしい。
あの頃の俺は口下手で恥ずかしがり屋で、
言えなかった。
でも
心の中で帰り際、毎朝言ってた。
好きだよ、
また明日、会おうね
って。
そんな明日は、もう来ないって
俺だってわかってるよ。
それでも。
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chi134340(プロフ) - はじめまして 久しぶりにこちらの作品を読ませていただきました。初恋の切なさ，儚さに胸が締めつけられました。大好きです。こんな素敵な作品を書いてくださってありがとうございます。これからも応援しています。 (8月28日 20時) (
レス) id: 2f5b0c03f1 (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - この作品本当に素敵ですね、マジで涙出そうだったけどちゃんと耐えました！（なんの報告かわかりません） (8月10日 11時) (レス) @page36 id: 6f7661d487 (このIDを非表示/違反報告)
やきにくさん(プロフ) - かれんさん» かれん様 そのようなニュースがあったんですね…。世間知らずでごめんなさい、、多少海外の映画を参考にしましたが、完全フィクションです。 (2022年8月22日 22時) (レス) id: a5db14d0d3 (このIDを非表示/違反報告)
かれん(プロフ) - 日比谷線の脱線事故を題材に書かれてますか？？ (2022年8月20日 10時) (レス) @page36 id: c19a77d80d (このIDを非表示/違反報告)
かれん(プロフ) - 誰の視点にたっても切なくて苦しくて、儚い。絶対に正しい答えなんてないけどほんとにみんなに幸せになってもらいたいと思いました。涙腺崩壊、大好きなお話です (2022年6月22日 1時) (レス) id: c19a77d80d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やきにくさん
| 作成日時：2020年12月28日 23時
