また明日、会おう２【JK×TH】

・ ページ22

公園のブランコに座って、
３本目のビールを開けたとき、
遠くから人影が見えた。









テヒョンだったらいいな、
って探したその影は、
車椅子に乗ったグクだった。









『なんで』







JK「テヒョンイヒョンに、会おうって言われて、
ここの住所教えてもらって」





『………、』





JK「…なんだ、あのヒョン、
平気で嘘つくなぁ」









夏の風に、
グクの黒髪が
気持ちよさそうに
なびく。









『テヒョンに、結婚は破棄だって言われた』






JK「え」





『私、サイテーだ』









夜中に公園でビール飲んで泣いてる女って
もう、救いようない。



グクは
なんでこうなったのか、
すぐに理解したみたいだった









JK「自分を責めないで。
責めるなら、俺だよ。
俺が悪い」






っていうから、
グクの胸を思っ切り叩いた。





JK「本気で叩くなよ、」





って笑うから、
私もなんでかつられて笑った









何年ぶりかに見る
その笑顔は、



私のみぞおちの部分を
フワフワさせて、


多分体温が0.5度くらい上がった。









.

・→←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す