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私は突然のソクジンさんの告白に
動揺して、
一旦、ソファで紅茶を飲んだ。
JN「え？なに？無視？」
『………』
話しかけないで欲しいし、
こっちを見ないで欲しかった。
“ソクジンさんが私を好き。”
頭の中で何度もその言葉が流れて、
動揺して、
冷静になるためにスングァンちゃんを思い出しても、
いつもはできる妄想ができなかった。
もはや、
私の頭には、
私の心には、
ソクジンさんがいた。
私の頭にも、心にも、
私の半径何メートルにも及んで
ソクジンさんの気配があって、
もしかしてもしかすると、
これがリアルな恋なのかもしれなかった。
『え？』
JN「あんまりにもAさんが僕を無視するから」
ソクジンさんが私の座ってるソファに座る。
JN「たしかにそうだね」
『なにがですか？』
JN「ソファに座るなら、1人だけで座った方が
ずっと快適だと僕は思ってた。
でも違ったね」
『……、』
JN「もしかしたら、
ソファは半分ずつ座った方が幸せで、
ケーキは半分にして食べた方が幸せなのかもね」
『………急になんですか』
JN「急じゃないよ。
全部Aさんが教えてくれたんだよ」
近くで見ると、
やっぱりソクジンさんの瞳って綺麗だった。
『私も、ソクジンさんのこと、
好き、かもしれないです』
って言ったら、
かもしれないって何だよって拗ねた。
もっと拗ねらせたいと思った。
JN「ねぇ、抱きしめてもいい？」
『ダメです』
JN「なんでよ」
『嘘です』
って、私は強引にソクジンさんの腕を引いて抱きしめた。
冷たい私とソクジンさんの距離は
こんなにもピッタリと重なって、
抱きしめるとその距離は
恥ずかしいくらい温かくて心地よかった。
end.
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作者名：やきにくさん
| 作成日時：2023年6月8日 16時
