ホストさんとシェフさん【BTS】 (ページ9)

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仕事が終わるのは朝の6時。

普通の人はこの時間に起きて、

ご飯食べて、仕事に向かうんだろうな。

なんて考えたりして。

靄のような霧のような、が、かかった
早朝の空。

なんとも言えない仕事の成就感で、
帰ったらお風呂に入ってご飯を食べて
ゆっくり眠ろうと思った。

JK「もう帰んの？」

『そうですね、ジョングクさんは？』

JK「俺も帰るよ。ちょーどいいから、
朝、一緒に食べてから帰る？」

『んえ？』

JK「俺、埋め合わせするって言ったじゃん」

埋め合わせ、ってなんの？
あー、もしや唐揚げ弁当の埋め合わせ？
すっかり忘れてた

JK「何食べたい？」

『んー、、、トッポギ？』

JK「おっ、いいね。おすすめ知ってるよ」

『こんな朝早くからやってる
お店あるんですか？』

JK「それがあるんだよ、知らないでしょ？」

ククク、って笑うと、
ジョングクさんは目尻に小さなシワができる。

クラブの衣装から着替えたジョングクさんは、
首元がよれたTシャツに
黒のスキニーを履いて、
黒のサンダルを履いてた。

JK「ん？来ないの？」

『あ、行きます』

ギラギラした姿しか知らなくて、
初めてラフな格好を見た。

見惚れてた、なんて言えない。
言わないけど。

急いで私は
ジョングクさんの後についていった。

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