ホストさんとシェフさん【BTS】 (ページ8)

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なんだかんだでこの仕事、
楽しいかもなんて思っちゃったりもしちゃったりして。

レストランだったら、
お酒をこんなたくさんの種類作らないし、
1人で急にいろんなこと任せられて
全部自分でやるのは楽しい。

バーテンだった学生時代の経験も活かせてるし、
おつまみ系は作るの時間かからないから、
次何をやったらいいかとか
考えながら働くことができて
私の働き方というかスタイルに合って

TH「えー？その服セクシー過ぎないですかー？
僕はどこ見たらいんですかー？ヌナぁ？」

TH「そんなん見ちゃうに決まってんじゃん」

TH「旦那さんの前でも
そんな格好してんですか？えちえちですね」

TH「テヒョンくんだけ？えーなにそれぇ
嬉しいこと言ってくれますねっ」

………うん。
強いてあげるなら、
こういう会話が聞こえるのが
嫌ってくらい。

50代くらいの明らかにお金持ちの奥様
相手に、
キムテヒョンは媚を売る。
奥様、この方、
ユンギさんのおさがりの赤パンツ履いてますよ
って言ってみたい。

ﾊﾞｧｧｧｧｱﾝッ

キッチンの扉が急に開いた。

JK「無理！お腹すいた！」

ってキッチンに入ってくる
ジョングクさん。

『え……？さっきお客さんと
イチャイチャしながら
チーズ盛り合わせ食べてましたよね？
あーんって。』

JK「そんなんで足りるわけないでしょ…
次のお客さんまで1時間あるから、
豚カツ作って。豚カツ定食食べたい。」

『はぁ？！無理ですよ！ここ定食屋じゃないんですけど！？』

JK「ガッツリしたの食べたいんだもん。
ねぇーお願いぃい、ほんとにほんとにお願い
まじで腹減ったぁ」

ご飯の為なら、
新人の私相手でも上目遣いして
手を擦り合わせる男、
チョン・ジョングク氏…。

『じゃあ、私のお弁当食べていいですよ。
唐揚げ弁当』

JK「えっ、流石にそれは申し訳ないよ…
うん。で、お弁当どこにあるの？」

『(この人ほんと…)
………本当に申し訳ないって思ってますか？笑
冷蔵庫の中です。チンして下さい』

JK「やったー！まじでありがとう！
今度なんか埋め合わせするね？
バック？香水？服？がいい？」

『いや、ほんと、いいんで。
………ジョングクさんが出勤の日は、
空いた時間でガッツリ食べられるもの、
作っておきますね。』

JK「え………キュンです」

『キュン、するところじゃないです。』

JK「Aが来てくれて良かった！」

急に呼び捨て。
に、動揺してないフリして、
私はカクテルを作る。

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