ホストさんとシェフさん【BTS】 (ページ31)

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JK ページ31

『プレゼントがあれだと、
あれなので、これ。』

JK「え？」

『誕生日おめでとうございます』

別に、彼女のことが好きなわけじゃない。

ただなんとなく、

誰かのものになるのが嫌なだけ。

誰かのものになるなら、

みんなのものにすればいい。

そしたらみんなが平等でいられる。

だれも傷つかなくていいし、

みんながハッピー。それで良くない？

って思う俺ってやっぱり馬鹿なんだろうか。

JK「食券？」

手作りの食券には、
俺の好きな食べ物が羅列してる。

キムチチャーハン、ピザ、ハンバーガー、ホットドッグ、ラーメン……

『ジョングクさんが喜ぶものって、
食べ物しか私は思いつかなかったです』

って俺の話をしながら、
視線の端では、
メンズ雑誌読んでるホソクヒョンを追ってる。

何だよ、ビッチ。

って思うけど、そんなこと言わないよ。
嫌われたくないからね。

でもやっぱり
ただ、
誰かのものになるのが嫌なんだよ。

JK「ありがとう。大事に使うよ」

って微笑んだら、顔を赤くする彼女。

俺が思ってることなんて、つゆ知らず、ね。

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