ホストさんとシェフさん【BTS】 (ページ24)

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いつも通り皿洗いをして、
さあ帰ろうというタイミングだった。

HS「ねぇ、このあと時間ある？」

ってホソクさんに言われたのは
閉店後の朝5時。

『……えーっと、？』

JN「やぁ、ホソガ！何回言えばわかるんだ！
Aちゃんで遊ぶなって言っただろ！」

HS「遊び、じゃなかったらいいんでしょ？
ヒョン」

JN「んな」

HS「ってことでAちゃん借りまーす」

『うええええ？！』

ホソクさんにスルルって
掴まれた腕。

クラブに備え付けのシャワーで、
ホソクさんのブラウンの髪はいつもより
パサパサしてる。

TH「んえー？2人でデート？
俺もついてこっかな」

JM「えー僕もいくー」

ってテヒョンさんとジミンさんの間を
するりと通り抜けて

裏の駐車場まで
手は繋がれた状態だった。

HS「これ俺の車ね。助手席、座って」

『えっと、私、状況がよくわからなくて』

HS「疲れたでしょ？寝てていいよ。
着いたら起こすから」

『そうじゃなくて』

HS「安心して？
寝てる間におそったりしないから。多分？笑」

『多分て！！笑』

HS「あはは笑でも、ほんと、
仕事終わりに付き合わせてんの悪いから、
寝てていいよ」

走り出した車がどこに行くのかはわからない。

運転してるホソクさんの横顔を

見つめながら、

車から流れるK-pop chill playlistなるもので

すごい眠気に襲われ、

窓からは涼しい風が入ってきて、

なるほど、

テヒョンさんが前に言ったように

もしかしたら

もう少しで秋なのかもしれないと

私はそんなことを呑気に考えていた。

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