日本人、なんて【TH】 (ページ6)

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TH ページ6

JM「さっきの出前の子、名前聞けば良かったなー」

JK「え？」

JM「可愛かったから」

JK「チャラ。」

JM「ん？なんて？」

JK「チャラいです。ヒョン。」

JM「ジョングガ、結局チャらい奴がこの世で一番モテるって知ってる？」

JK「知らないです、気持ち悪いです、寒気がします」

JM「んーと？笑何それ悪口？笑」

TH「うんまっ、このいちごジュース」

HS「どんな味？」

TH「素直に一口ちょうだいって
聞いてくださいよ笑」

マネ「会社にいる時に、何か食べたくなったら、さっき来た女の子が届けてくれることになってるからよろしくね。ジミナ、あんまりあの子に手を出さないように。」

JM「手を出してるんじゃなくて、コミュニケーションの一つなんだけどなー、」

ガサゴソ紙袋から
他のものをだして、
紙袋の底から出てきたのは、
ウェットティッシュ。
ウェットティッシュの袋には文字がある。

綺麗すぎる几帳面なハングルで、

“ひと休みして、また頑張りましょう”。

なんでかわかんないけど、
心が疲れてた俺は、
そのウェットティッシュの袋を
大事にスマホカバーの下に入れてしまった。

たぶん、すごく、
今の俺に、必要な言葉だったから。

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