月明かり ページ26
母「グゥちゃんとあんたは、
畳の部屋で寝なさいね」
私とジョングクは、
布団を敷いて、横になった。
思えば、ジョングクが酔っ払って帰ってきて、
ソクジンさんに私のベットを貸して以来、
私とジョングクは2人っきりで
寝たことがない。
………それにあのとき、ジョングクは
ほぼ記憶がないだろうし。
JK「ヌナ」
『んー？』
JK「今日はここに来られて良かったですね」
『うん』
月明かりが和室に入って、
少しだけ部屋が明るい。
ジョングクは、私の方を見てた。
私もジョングクの方を見てた。
体を横にして、向かい合わせで話す私達は、
まるで本当の夫婦みたいだ。
『ジョングガ、』
こんなことを言ったら、
悲しむかな。
でも浮かんでは消えて、
でもやっぱり浮かんでしまうこの疑問を、
私だけでは解決できないから。
『私達の結婚って、間違ってなかったよね？』
目の前のジョングクは
少し動揺したように大きい目を
もっと大きくさせた。
『お父さんとお母さんを見てると、
私達も、ああいうふうになれるのかなって
思っちゃった。
だって、私はお母さんのために、
ジョングクはビザのために、
私達、結婚し
JK「ヌナ」
私の言葉を遮って、
ジョングクが言う。
『なに？』
JK「もっと、こっち。」
『え？』
JK「来て」
別々の布団だったけど、
私達は最大限に近づいた。
ジョングクのおでこが
私のおでこにぶつかる。
JK「今日はこうやって寝よっか」
私たちの結婚が間違ってたのか、どうか。
って質問にジョングクは答えず、
私のおでこに
自分のおでこを寄せただけだ。
はっきりした明確な答えではないけど、
きっとこれがジョングクの答えだった。
JK「ヌナ、たしかにヌナのご両親は最高の夫婦です。でもヌナ、」
『……、？』
JK「僕たちだって、最高じゃないですか」
私の手をジョングクが握った。
JK「ヌナ。ぼくたち2人は最高のチームです。
ヌナが散らかした部屋を僕が掃除して、
お腹が空いた僕をヌナが満腹にしてくれて。
夫婦ってものに、きっと正解も不正解もないです」
ふって笑ったジョングクを見て、
私は胸が苦しくなった。
私たちは、形式的な夫婦。
カタチだけの夫婦。
でもどうしよう、ジョングガ。
私、
.
.
.
.
今、すごく、
あなたのことが、愛おしいよ。
.
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Sai*(プロフ) - やきにくさんさん» やきにくさんに認知していただく日が来るなんて！と感無量です(T_T)引き続きお慕い申しておりますのでどうぞよろしくお願いいたしますっ！！！ (2022年7月31日 23時) (
レス) id: 7082577c50 (このIDを非表示/違反報告)
やきにくさん(プロフ) - Sai*さん» Sai様 あ、Saiさんだ、と認識できるまでになりました笑 いつもありがとうございます笑 ユンギの血管は打撃力半端ないですよねぇ。これからもよろしくお願いします！ (2022年7月31日 8時) (レス) id: a5db14d0d3 (このIDを非表示/違反報告)
Sai*(プロフ) - え、やきにくさん、すきぃいぃぃってなりました。今回もありがとうございます。好きです。ユンギの血管についても今回のぐぅちゃんのかわいらしさについても語り合いたい昼日中ですが、一旦他のやきにくさんさん作品見て心を沈めてきます((余計湧くやつw (2022年7月28日 12時) (レス) @page31 id: 7082577c50 (このIDを非表示/違反報告)
やきにくさん(プロフ) - KIRINGARAさん» KIRINGARA様 ほっこりする作品を書くのが目標だったので、とても嬉しいです！他の作品も読んでくださるなんて……ありがたき幸せ。これからもよろしくお願いします！ (2022年4月6日 21時) (レス) id: a5db14d0d3 (このIDを非表示/違反報告)
やきにくさん(プロフ) - ちょびさん» ちょび様 わああ！可愛らしいリアクション笑 ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2022年4月6日 21時) (レス) id: a5db14d0d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やきにくさん
| 作成日時：2022年3月17日 23時
