JK ページ24
父「チョンくん、散歩。」
JK「………？？、あ！はいっ」
『2人ともいってらっしゃーい』
マメタの散歩を、
お父さんから誘われた。
滅多にないことだから、
声が裏返った。
ヌナがいないのに、
どうやって、
何を話そう……
お父さんとこうして2人っきりになるのは
初めてだ。
父「山は雪で危ないから、
今日は近所を散歩しようか」
JK「はいっ」
マメタと、お父さんと、俺。
雪が２センチくらい積もってる道を、
並んで歩いた。
父「………」
JK「………」
何を話せばいいかわからなくて沈黙してしまう。
お父さんは全く気まずくなさそうに
スタスタと歩いてしまう。
父「ずっと不思議に思ってることがあってね」
JK「はい、なんですか？」
父「君は、娘のことをヌナって呼ぶだろう？
それは韓国の文化なのかい？」
JK「あっ、はい、でも、、、、ｵｰ……
そうです。」
父「そうか」
また沈黙が流れた。
気まずくて、歩く自分の足先をずっと見てた。
父「君と娘が話すとき、韓国語で話すだろう？」
JK「はい、そうです」
父「うちの家にいるときは、
日本語を話しなさい」
JK「……？、」
父「2人でわからない言語で
もちゃもちゃ話されると、
こっちは何か悪口を言われている気分になるから。
事実とは違えど」
JK「わっ、そんなつもりなくて
父「わかってるよ笑 ただまぁ、…………
そういうことだ」
申し訳なくなって焦る俺を、
お父さんはにっこり微笑んで見つめてた。
父「わたしはね、どうも昭和の人間だから、
君に厳しくしてしまってるが、
……本心じゃないということは理解してほしい」
JK「…………、？
お父さん、厳しいと思ったことは、ぼくありません。お父さん、優しい。いつも優しいです。」
って言ったらお父さんはまた歩き始めた。
一歩後ろを歩く俺には、
お父さんの表情はわからなくて、
背中しか見えないけど、
父「チョンくん、また、いつでも家に来なさい」
そう、優しく言ってくれた。
.
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Sai*(プロフ) - やきにくさんさん» やきにくさんに認知していただく日が来るなんて！と感無量です(T_T)引き続きお慕い申しておりますのでどうぞよろしくお願いいたしますっ！！！ (2022年7月31日 23時) (
レス) id: 7082577c50 (このIDを非表示/違反報告)
やきにくさん(プロフ) - Sai*さん» Sai様 あ、Saiさんだ、と認識できるまでになりました笑 いつもありがとうございます笑 ユンギの血管は打撃力半端ないですよねぇ。これからもよろしくお願いします！ (2022年7月31日 8時) (レス) id: a5db14d0d3 (このIDを非表示/違反報告)
Sai*(プロフ) - え、やきにくさん、すきぃいぃぃってなりました。今回もありがとうございます。好きです。ユンギの血管についても今回のぐぅちゃんのかわいらしさについても語り合いたい昼日中ですが、一旦他のやきにくさんさん作品見て心を沈めてきます((余計湧くやつw (2022年7月28日 12時) (レス) @page31 id: 7082577c50 (このIDを非表示/違反報告)
やきにくさん(プロフ) - KIRINGARAさん» KIRINGARA様 ほっこりする作品を書くのが目標だったので、とても嬉しいです！他の作品も読んでくださるなんて……ありがたき幸せ。これからもよろしくお願いします！ (2022年4月6日 21時) (レス) id: a5db14d0d3 (このIDを非表示/違反報告)
やきにくさん(プロフ) - ちょびさん» ちょび様 わああ！可愛らしいリアクション笑 ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2022年4月6日 21時) (レス) id: a5db14d0d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やきにくさん
| 作成日時：2022年3月17日 23時
