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YG「やっぱお前のコーヒー最高。また来るわ。」
『はい！また来てください！』
YG「また来て下さいって、お前の家じゃないじゃん」
肩でケタケタと笑うユンギさんを見て、
私もつられて笑った。
そんな私たちを
ナムジュンさんは薄暗い部屋で一人ぽつんと
眺めてるんだろうか。
変なの。
部屋の扉を開けて、一緒に３人で笑えたら、
一番幸せなのに。
YG「夜、レコーディングでジョングガが来ると思うよ。」
『わぁ、じゃあご飯たくさん作らないと、』
YG「おー、よろしくな。育ち盛りだから」
『え？もう25、
YG「じゃーな、また近いうち来るわ」
と去っていく背中に私は頭を下げた。
ジョングクさんは超有名な歌手。
そしてそんなジョングクさんの歌の
作詞作曲をしてるのがナムジュンさんなわけで。
たまにジョングクさんも家に来る。
NJ「………あの、もう帰って大丈夫です」
またまた校内放送、あらため家庭内放送？
職場放送？
ナムジュンさんのこもった声が響く。
『え？でもこれからジョングクさんが』
NJ「だから帰って大丈夫です」
ナムジュンさんは、
なんでか私がジョングクさんに会うのを、
嫌がってる気がする。
前にジョングクさんが家に来た時。
「ヌナの料理、おいしい！」と、
あんなにくりくりしたお目目で、
たくさん食べてくれるジョングクさんに
いい気になって大量にご飯を作ったのが
悪かったのか。
“僕のお金で、僕じゃない人のために
豪勢な料理を振る舞う理由が
何なのか教えて下さい”
と冷たい声でナムジュンさんに言われ、
凍りついたのが最後。
ナムジュンさん、
私が軽食とかご飯準備しても、
食べてる様子も見れなければ、
扉の外に完食した食器がお盆に乗ってるだけで
感想教えてくれないし。
お目目まんまるで、
モリモリと美味しそうに食べてくれる
ジョングクさん見てる方が、
私は仕事のやりがいを感じるのだが。
って、そんなこと言っても仕方ないね。
エプロンを取って、
カバンを肩にかけて、
家を出ようとすると、
おっきな体に
真っ黒のパーカーにフードをかぶって、
マスクをつけた
ウサギが１匹。
JK「わ！ヌナ！久しぶり！」
と、両手を激しくブンブン振るジョングクさん。
JK「帰っちゃダメだよ、僕いまはらぺこです、
死にそう、」
ってガシッと腕を掴まれ、
私はまた家の中に入った。
.
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やきにくさん(プロフ) - LunaLunaさん» ありがとうございます！これからも頑張ります！ (1月11日 20時) (
レス) id: fee9487aa7 (このIDを非表示/違反報告)
LunaLuna(プロフ) - やきにくさんの話はいつも優しくて好きです。これからも頑張ってください。 (1月11日 12時) (レス) @page32 id: b8a89ad3fa (このIDを非表示/違反報告)
やきにくさん(プロフ) - mmne08171さん» mmne08171様 コメントありがとうございます！時差ありでも関係なく嬉しいです！寒くなってきたのでお体気をつけてくださいね！ (2022年12月2日 21時) (レス) id: 4854a66630 (このIDを非表示/違反報告)
mmne08171(プロフ) - やきにくさんさん» 好きですー！ナムジュンさん…良かったね。素敵なお話だったので、時差ありますがコメントさせていただきました。他の作品も楽しませていただきます❤️ (2022年11月29日 18時) (レス) @page32 id: 71162c9e08 (このIDを非表示/違反報告)
やきにくさん(プロフ) - 葉月さん» 葉月さまも良いお年を！今後とも宜しくお願いします… (2022年1月2日 23時) (レス) id: a5db14d0d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やきにくさん
| 作成日時：2021年12月6日 0時
