ベイビーモチさんとサクラモチさん【JM】 (ページ9)

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JM ページ9

JM「そんな、ことより、
サクラモチさんは、
今日、どんな1日だったの？」

『………、？』

JM「サクラモチサン、ガ？…ノ？
イチニチ、ボクゥ、シリタイ、デス」

僕のカタコトの日本語を
彼女は1ミリも馬鹿にしたりしなかった。

『……私の一日？
ベイビーモチさんは変わってますね、』

JM「うん、でも、知りたいんだ」

『まずぅー、朝起きて牛乳を一杯飲みます。
ほら、dynamiteでそう言ってるから、私もそうしたらいい一日が過ごせるかなって。その後ご飯食べて制服着替えて学校に行きます！』

JM「………学生なの？」

『はい！高二です！』

JM「変な意味は全くないから、その、嫌いにならないでほしんだけど、あの」

『なんですか？』

JM「彼氏はいるの？」

『いるわけないじゃないですか。
私、ジミンさんが好きだから』

って即答した彼女に、
僕はお腹の下がグン、って押されたような、
逆にフワッとしたような、そんな感覚になる

“私、ジミンさんが好きだから”

慣れてるはずのその言葉に、
僕は何でこんなに動揺して、
こんなに愛おしい気持ちになるんだろう。

JM「ジミンさん、のこと、何も知らないのに
なんで恋、できるの？」

って、
振り絞った一言。
君は笑って答えたよね。

『そんなの知らないですよ！
もう恋してるんだから！』

JM「…………そっか、」

そんな君は、僕じゃない人と結婚して、
僕は思い出として残るんだと思うよ。

結局、僕はたくさんの人に愛されても、
最後は僕は一人ぼっちなんだ。

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