JM ページ4
NJ「一応、
専属の相談員の方には連絡したけど」
ありがとう、ヒョン。
でもそういうんじゃないんだ。
きっと、誰かに相談して
回復するものなんかじゃないんだ。
僕は疲れた。
みんなも疲れてる。
僕だけ疲れてるわけじゃない。
みんなそうだ。
あぁ、なんで僕は
疲れたなんて声に出して言ったんだろう。
JN「やー、ジミナのメンタルケアは
俺がやらないと」
って笑わせてくれるヒョン。
でも、その優しさにでさえ、
申し訳なく感じる僕は一体、
何様で、何者なんだろう。
TH「ジミナ、なんか新しいこと始めなよ」
テヒョンはゲームをしながら
パクパクお菓子を食べる。
こいつってほんと。
なんてことないような顔して、
いつも僕の手を引っ張って、
立ち上がらせてくれる。
JM「新しいことってなに」
TH「なんでもいいよ。ゲームでも運動でも、
ドラマ観るでもなんでも。
でも、お前が頑張らないで取り組めるもの」
JM「……、」
TH「ジミナ、大丈夫。
ジミナが思ってるよりソレは
大したもんじゃないから、」
ソレ。
僕のこの何とも言えない気持ちを、
テヒョンはそれ、って表現した。
TH「疲れたら休めばいいだけの話じゃん」
テヒョンは相変わらず
お菓子を食べながら、そう言った。
ほんとに、お前って。
JM「テヒョンア、かっこいいね、ほんとに」
TH「……そんなこと言ってもお菓子はあげないよ。これ全部俺んだもん」
.
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作者名：やきにくさん
| 作成日時：2021年8月22日 23時
