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TH「はじめ………まして？だっけ？
ごめん、えーっと、会ったことある？」
ヘラヘラして笑うテヒョンさんは、
テレビの中で見るときよりずっと色っぽく、
変な意味なく中性的な雰囲気を纏ってた。
TH「あ！何言ってんの俺！会ったよね？握手会の子だよね？ジミナに泣かされたっていう。おいでー？ヨチヨチぃ〜俺が慰めて、
JM「何しに来たの」
TH「おでん。日本のおでんって美味しいよね。一緒に食べる？」
って視線を向けたのは、
ジミンさんにではなく、
私の方で。
私は純度高い100パーセント
ジミンペンだけど。
テヒョンさんを目の前にすると、
何か、なんだこの人間はって、
注意深く見てしまう。
JM「彼女はもう帰らないといけないから」
TH「なんで？」
JM「なんでも」
TH「ふーん…………なんで？」
JM「学生だから。A、エントランスの近くまで送るよ。タクシーは呼ばなくていいよ。マネージャーに手配させるから」
TH「学生？！あ！そっか、高校の制服着てたね…
え？！ジミナ！女子高生に手を出してるの？！」
JM「うるさいなぁ、」
TH「またね、Aちゃん。ジミナに飽きたら、俺のファンになっていいよ」
ヒラヒラと手を振るテヒョンさんは
穏やかな笑顔で、私を見送ってくれた。
JM「僕はAに飽きられないために
頑張らないとな」
って笑って、
私を見送ってくれたジミンさん。
夢の瞬間は、こうして終わる。
私は明日から学校で。
ジミンさんはたくさんのファンと、
また握手をするんだ。
.
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作者名：やきにくさん
| 作成日時：2021年8月22日 23時
