My Beautiful Tragedy 【YG・JN】 (ページ7)

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YG ページ7

YG「夢、？」

『違うよ』

YG「えー………っと、、、幽霊？」

『お、その方が近いかもね。幽霊』

YG「なん、なんだよ、まじで、」

『ユンギに未練があって、この世に
残っちゃったのかな、』

って困ったように笑った。

なんだよ、それ。

Aに触れようと肩に手をかけるけど、

何の感触もなくただその影を

手がよぎるだけ。

触れないの？

『ふふ。見えてるだけだよ。さわれない』

YG「そう、」

一緒に過ごしてたときは、
抱きしめたことなんて………あったか？
数えるくらいだけど、
Aがいなくなった今、
何で俺はこんなに
Aに触れたい、って思うんだろう。

YG「触れないけど、匂いはするの？
おかしくね？」

『匂い？なんの？』

YG「お前の。」

『えーきもちわるーぅ』

YG「………、ははっ、」

久しぶりに笑った。

可笑しいのに、なんか悲しいな。

変な気持ち。

『色々試したけど、私この部屋から
一歩外へは出られないみたいなの。』

YG「幽霊なのに？」

『うん、だから』

YG「だからなに」

『ユンギの帰り、またいつもみたいに
待ってるね』

心臓を鷲掴みされたように、
その一言で動揺して。

『なんで耳赤いの？』

YG「うるっせーな、まじで、幽霊のくせに」

今日は、残業しないで
早く帰ってこようかな

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