YG ページ24
YG「は」
『ふふ、私、この家からも出られるらしいの。
サウナ行って、筋肉ムキムキの男性達を見に行ってた』
ってヘラヘラ笑うから、舌打ちをした。
YG「まじで、お前…」
『一回幽霊になったらやってみたかったんだよね
覗きっていうの？
沢山の男性の筋肉を一度に見るっていう』
YG「ほんとにもう、マジでやめて」
『やーい、ユンギ。
もしかして私が消えちゃったと思った？』
YG「思ったよ」
って即答したら、
Aは驚いたような顔をする。
YG「勝手にフラフラどっか行くんじゃねぇよ、
まじで焦った、」
持ってた勿忘草を、
Aは俺の手から取ろうとするけど、
もちろん、
Aは何も触れることができないから
触ろうとして、すぐにその手を引っ込めた。
『………ジョングク君、元気だった？』
YG「お前、あーゆーイケメン好きか。
結局男は筋肉と顔なのか。あ？」
『ははは笑 怒んないでってば笑』
YG「俺が仕事してるときにお前はこそこそとあのイケメンと会ってたってことか。
俺のこと好き好きっていうけど嘘じゃん、
結局あーゆー絵に描いたような
イケメンが好きなんじゃん」
『いじけないでってばーめんどくさい』
YG「…いじけてないから。………で、
どこ行ってたの」
『ソクジンさんのところ』
YG「は？」
『悪いのは全部私だから、
ユンギを許してあげてって』
YG「何の話」
『ユンギってバカだよねーって話』
YG「なんで俺だけいつも蚊帳の外なんだよ」
くそが。
イライラしてたら、ジンヒョンから電話が来た
JN「……ヨボセヨ、ユンギ？」
YG「はい、なんすかヒョン」
JN「不思議なことがあって、
脳みそがついていけないんだ」
YG「幽霊でも見たんですか」
JN「えっ」
YG「図星ですか？」
JN「幽霊、というか。夢、だったのかな。
今から会える？」
YG「いつもの居酒屋で会いましょう」
JN「うん」
.
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作者名：やきにくさん
| 作成日時：2021年7月31日 22時
