My Beautiful Tragedy 【YG・JN】 (ページ22)

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JN ページ22

我慢しても溢れ出す正直な気持ちを
隠すのは限界があるよ

『私、病気です。病人のことなんて、
好きにならないでください、』

って笑ったんだ。

『たぶん、もう少しで死にます。
もう少しで死ぬ人間を、
大切にしなくていいです。
これからを生きる人と
たくさん、時間を使ってください』

なんだそれ、
なんなんだそれ、
そんなの絶対間違ってるし、
ていうかそんなこと急に言われたところで、
僕は気持ちの整理がつかないし、

『ソクジンさん、』

一年もの間、
僕を避けてたのには理由があって。
病気であることを隠したかったからで。

でもそんなことを知らない僕は、
ついに嫌われたかなとか、
ユンギとよろしく楽しくやってんのかなって
勝手に嫉妬して、
というか嫉妬する資格もなくて

そんな中君は1人で
大きなものを抱えてて。
一番近くにいるユンギは、
彼女のことを何も知らなくて

『えーちょっと、困りますよぉ、
なんでソクジンさんが泣くの？』

って僕の頬に触れるから、

僕はその手を握ったんだ

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