My Beautiful Tragedy 【YG・JN】 (ページ18)

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JN ページ18

『私、専業主婦が
夢だったんですよねー
そのために栄養士の資格取ったし』

はっきり言って、
Aは仕事が向いてなかった。
いわゆる営業の仕事は、
何が何でも自社製品を売り込まないといけない

僕みたいにガツガツ相手を褒めまくって、
自分を売り込んで、ってことに
ためらいがない性格なら良いけど、
きっと彼女はそうじゃない。

ノルマ達成が負担になって、
それでも頑張ろうとする彼女を
横で見てるのは上司として、
辛かったから、

結果、ユンギとの結婚は
正解だったのかもしれない、
とも、思う。

JN「で、どうなの？ユンギとの新婚ライフは」

僕と彼女は月に数回会った。

僕は会社は相変わらずだとか、
他の人にはしないような、
ネガティブな話も、
彼女の前だったら打ち明けられた。

『んー、こんなんもんかなって感じですね、』

って力なく笑った。

ユンギめ、
Aを幸せにするって
僕が頼んだってのに

『いっつも、帰ってくるの遅いから、
私達、ほんとに結婚したのかなって』

僕だったらそんなに君を、
不安にさせたりしないのに

『朝、早く起きて、仕事。
夜、遅く帰ってきて、死んだように寝て。
ほんっと、仕事人間って感じで。
そのくせ、犬飼いたいとか言ってました。
誰がお世話するのって』

.

.

.

.

あ、違った。

JN「……………なんだよ、もう」

『え？』

JN「愚痴と見せかけ、のろけじゃん。」

って言ったら、
耳を赤くさせる。

『ふふ、バレました？』

.