僕はもう、君のこと好きじゃない【JK・TH】

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なんか綿飴みたいな空だな。
そう思った帰り道。

友達と別れて、
私は1人で空を仰ぎながら帰った。

オレンジ色の空。
目にうつる全てがオレンジ色のようで。









「A！！！」







突然声がして振り向くとジョングクだった。


走ってきたみたいで、

トゥルトゥルの黒髪が乱れてた。

仕方ない奴。

背伸びして私はジョングクの髪を整えた。









JK「…っ、話しかけないほうがいいんだよね、
でもごめん、」



『ごめん、って？』



JK「言いたいことが、ある」




下向いてモゴモゴ言うところ、
やっぱり変わってないよねって
茶化したくなる。

リュックを持つ両手を
ギュッと握りしめるジョングク。









JK「テ、テヒョンイヒョンと別れたって聞いた」





『あー…………うん、』




JK「あ、じゃなくて、間違った、
えっと、それが言いたかったんじゃなくて」




『うん？』




JK「テヒョンイヒョンと別れたから
どうのこうの、ってわけじゃなくて」




『うん、』




JK「その、




『ジョングガ』









ごめんね、待ってあげないよ。

今度は私から言わせてね。









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『私ね、ジョングクが好き』









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