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TH「やらせてくれないなら、
付き合ってる意味ない」
って冷たく私を見下ろした。
前もそうだった。
マスカットのケーキを食べて、
もう飽きた、なんて言って
半分私にくれたよね。
あれも嘘だったよね。
『テヒョン、』
テヒョン、ってば、
その時とおんなじ顔してんの。
飽きた、ってケーキ渡すときとおんなじ
顔してんの。
私を見る目の奥は、
一見して冷たそうだけど、
ちゃんと私に向けた愛おしさがあるの。
『なんで、』
TH「だから、やらしてくんないじゃんって。
俺、簡単に寝てくれる子が好きなの」
『嘘じゃん、まだ、
テヒョン私のこと好きじゃん』
TH「………っ、飽きたって言ってんじゃん」
昼過ぎの遊園地前の日差しは
眩しくて、
ミルクティー色のテヒョンの髪が
眩しくなびく。
TH「Aは、
……………ジョングガがお似合いだと思うよ。
見た目だけイケイケだけど、
中身は恥ずかしいくらい純粋な男。」
テヒョンっていつもそうじゃん
『いつも遠回りな話し方だよね』
つまりこう言いたいんだよね、
私に、ジョングクのところに行け、
そう、言ってるんだよね
『テヒョン、ありがとう』
TH「…………………見抜かないでよ」
って長くスラッとした人差し指で、
私のおでこを優しく押した。
テヒョンの溢れ出る止めどない優しさに、
私は泣いた。
きっと泣きたいのはテヒョンの方なのに。
『でも、私、にとってテヒョンって、
何年経っても大事な人だよ。
絶対それは永久に変わらないよ』
涙目になったテヒョンが
私に微笑む。
TH「ばかだな。そんな優しいこと
言わないでよ。
…………あと、これだけは。
俺が先に進めるように、
はっきり言わせて」
テヒョンが深呼吸して
ゆっくり、しっかり、
今にも泣き出しそうな顔で、
でも我慢するようにして言った。
.
.
.
.
.
TH「俺はもう、
君のこと、好きじゃない」
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LunaLuna(プロフ) - ユンギ氏、かっこいいですよね。やきにくさんに同意します。 (12月29日 17時) (
レス) @page43 id: b8a89ad3fa (このIDを非表示/違反報告)
つきこ(プロフ) - 定期的に読ませてもらっています！大好きなお話です✨具合悪い＝生理なジョングク好きです😊何度読んでも胸がギュッとなります！ (8月15日 21時) (レス) @page43 id: 449ba1617b (このIDを非表示/違反報告)
やきにくさん(プロフ) - らんさん» らん様 創作のやる気スイッチに繋がるお言葉、ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2022年8月28日 16時) (レス) id: a5db14d0d3 (このIDを非表示/違反報告)
やきにくさん(プロフ) - yokoboteさん» yokobote 様 やはり、子宮震えますよね( ˙-˙ ) 読破ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2022年8月28日 16時) (レス) id: a5db14d0d3 (このIDを非表示/違反報告)
らん - 読みながらドキドキしていました。(笑)いつもありがとうございます。やきにくさんの作品大好きです。 (2022年7月16日 15時) (レス) @page43 id: 07bebf475a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やきにくさん
| 作成日時：2021年7月7日 22時
