結んで、ほどいて、また結んで【JN】

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TH「ヌナ」




『なんだい、テヒョンくん』




TH「やばいです。
なんかすごいキザな男の人が、
店頭にいます」









ソクジンに謝んなきゃと思ったけど、
そのソクジン自ら私のバイト先に来た。









TH「あの人、気付いてないのかなー、
店頭のガラスで決めポーズしてるけど、
こっちから丸見えなこと。
バイバイしたら気づくかなー」




季節限定のレモンケーキを並べながら、
テヒョンくんはソクジンに手を振る。



『たぶん、あの人は今、
自分の顔に酔ってるから、
注意を引いてもムダだよ』



TH「ヌナの知り合いですかー？」



『うん、残念ながらね』



TH「ふぇー、なんかヌナと合わないですね」



『合わない？』



TH「ヌナ、貧乏感丸出しだから」



『それは悪口だねぇ』



TH「親しみやすいって意味ですよーん」



『うそーん、ヌナには嘘だってわかるぞーん」









JN「………随分と親しげだね。君はAの何？」

TH「何……僕、ヌナの何ですか？」






さすが、四次元で有名な同僚よ。

そんな真顔で聞かれても。





『……………なんだ、この茶番は』









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