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4.JK ページ4

『韓国にも
勿論医療施設はありますよね?
大体の処置は今私がしましたが、
そこに行けばもっと丁寧に
処置してくれると思います』







JK「名前、教えてください」








『はい?…とりあえず私はあっちに行きます。
あの線の、向こう側に戻ります』









あの線の、向こう側。









どうしてこの人は俺なんかを助けたんだろう
敵の国の人間を。


俺、撃たれておかしくなったのかな。
どうしてこの人がこんなに
美しく見えるんだろう。









JK「今行ったら確実に死にますよ、危険すぎます」





『でも行かないと、』





JK「ダメ、絶対ダメ」






『…?』








まだ動く左手で強引に彼女の腕を掴んだ。




彼女は俺を助けてくれた。
だったら、
俺も彼女を助けなきゃ
守らなきゃ









JK「…借りが、できました」






『…はい?』






JK「僕のことを助けてくれたから」





『それは仕事だから』






JK「わざわざ敵の国の男を助けるのが
仕事なんですか?」





『…もう処置も終わりましたし、
ほっといてくれませんか?』





JK「僕にあなたを守らせてください」





『………なに、意味のわかんないことを、
言ってるんですか』









これが、
俺とヌナの
記念すべき出会い









.

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作者名:やきにくさん | 作成日時:2020年11月15日 23時

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