24.TH ページ24
JK「人として終わってる」
YG「ジョングガ、」
JK「どうしてヌナを殺したんですか」
TH「人を殺すか自分が殺されるかの
どっちかしかないんだよ。彼女、北朝鮮人だし
仕方ないでしょ。あ、”仕方なかった”でしょ」
そう言った俺を
ジョングガは思っ切り殴った
全部これで上手く行くんだから、
俺を褒めてほしい。
Aは生きてる。
そして、自分の国に帰った。
俺たちはもう間もなくして
アメリカに亡命できる。
全部、上手くいくじゃんか。
JK「もうメンバーでも何でもないです」
TH「は？」
JK「ヒョンとは縁を切ります、さようなら」
NJ「ちょ、一旦状況を整理して
JK「状況の整理？
このヒョンは僕の大好きな人を殺しました、
それだけですよ、ほんと信じられないです
顔も見たくない」
「僕の」大好きな人って言うなよ。
俺だってAが好きだった。
好きだから逃した。
もう会えないってわかってても、
それでも生きていてほしかったから、
北朝鮮へ帰したんだ。
今、ジョングガに本当のことを話しても、
感情的になってるから
Aを追いかけて北の境界線まで
行きかねない。
そんなことされたら、
困るから。
TH「どうせあともう少しで
アメリカに亡命できる。
そしたら
俺らバラバラになれんじゃん。
せいせいするわ、」
だったら、徹底的に悪役になるよ、おれ。
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作者名：やきにくさん
| 作成日時：2020年11月15日 23時
