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私はいつの間にか
第7班、
つまり
ジンさん、ユンギさん、ホソクさん、
ナムジュンさん、テヒョン、ジミン、グク
の7人と仕事以外の時間を
一緒に過ごすことになった。
今日の朝ごはんは冷麺だった。
ジンさんの作る料理はなんだって美味しい。
それでも他のみんなはジンさんの前で、
ステーキが食べたいと言うので、
韓国人はどんなに傲慢なんだろう。
それともアイドルという仕事が
そんなに豊かな仕事だったのだろうか。
JM「幹部が言ってましたけど、
一時休戦は延びるらしいですよ」
YG「お前、何故かそういう人脈が広いよな、
指揮官とか長官とか」
TH「どうして延びるの？」
NJ「こういうのは大抵暗黙の定理があるんだよ。
敵を自分以外に作って、敵意を外にずらすんだ。
韓国政府は、こうなったのも昔日帝が
俺たちの国を侵略したからだ、
昔はおんなじ民族だったじゃないか、
なんて言って北朝鮮の目を日本に
向けさせるんじゃないか？」
JN「対象を、韓国じゃなくて、
日本に向けさせようとしてるってこと？」
NJ「…」
TH「日本が攻撃されてる間は、韓国はしばらく北朝鮮と休戦できるってわけですね？」
JM「…ナムジュンヒョンの言う通りみたい。幹部は同じことを言ってたよ。」
HS「…まぁ、休戦状態ってことは、楽団も活動できるんじゃないか？」
『楽団ってなんですか？』
HS「よくあるでしょ？軍隊の中で、
国歌を歌う時とかに楽器を弾く人たち。
うちの班ではユンギヒョンとテヒョンが
所属してるんだけど」
『へぇ！なんの楽器ですか？』
YG「…ピアノ」
TH「俺はサックス」
北朝鮮の場合はただCDを流して国歌の斉唱だった。韓国では実際に演奏して歌うだなんて。
TH「国歌なんてやめて普通に歌いたいけどね、
昔みたいに」
目の前のテヒョンは、なんてことないように
普通にご飯を食べているが、
私は朝目撃してしまったあの出来事が
忘れられなかった。
あの看護師とは正式な恋人なんだろうか。
それとも、ただ、そういう関係なんだろうか
こうやってみんなといるときのテヒョンは
楽しそうだし普通なのに、
ある瞬間、たまに、
ゾッとするくらい怖い時がある。
TH「それ」
『…え？』
TH「食べないなら貰っちゃうよ？」
私の器に残っていた茹で卵の半分を、
テヒョンは箸で器用にとって、
大きな口を開けて食べた。
TH「うま」
そう言って笑う姿は、
子供みたいだった。
.
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作者名：やきにくさん
| 作成日時：2020年11月15日 23時
