運命はつくるもの【JM】 (ページ8)

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JM ページ8

JM「この後はどうしようか」

『うーん、』

ほんとは今すぐホテルに連れ込みたい。
でも、僕はあくまで、今は、この瞬間は、
紳士だ。

JM「お酒は飲める？」

飲めるよね。
毎晩250mlのビールとレモンサワーを
飲んでるもんね

『飲めるよ、ジミナは？』

JM「僕も飲めるよ。
よければ、バーに行こう。」

『行こう！』

ツルツル、トゥルトゥルした
綺麗な君の黒髪は、
夜の街の明かりで、輝く。

触れたい。
撫で回したい。

JM 「……っ、バーはこっちだよ」

君は古風な子だから、
知り合って友達になって
恋人になるって順番を
すごく大切にしてるよね

踏み込みたくないけど、
踏み込んでしまいたい。

でもそんなことしたら、
全てが水の泡。

JM「そういえば、Aの家族のことに
ついて聞いてなかった。聞かせて？
兄弟はいる？」

『釜山に両親がいる。あとー、弟が一人いる』

弟？
Facebookにはそんなこと
一言も書いてなかった。
ごめん、友達申請してないけど、
ハッキングしてわかったんだ、

JM「弟はなんて名前なの？」

『ジョングク。』

チョン・ジョングク、
弟だったか

それなら安心、

『少し、複雑なの。
義弟で。』

って顔を曇らせる君。

義弟だって？
だったら、安心できないな。
血が繋がってないってこと？

JM「血が繋がってない姉弟か。
なんかラブコメにありそうだね」

『そんなんじゃないよ、笑
………ただ、ちょっと複雑なだけ』

複雑な理由は、
“愛してるよ”ってメッセージと
関係あるのかな

どうか
君の弟が
僕たちの恋路を邪魔しないことを願う。

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