運命はつくるもの【JM】 (ページ7)

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JM ページ7

『ポップコーンは？食べる？』

JM「食べたいの？」

『ジミナが食べるなら食べるし、
食べないなら食べない。
相手に合わせたいの』

他の人は
君のそういうところを
他人任せとか意思がないって言うんだろうね。

そんな奴、僕が殴ってあげるから
安心してね。

君はただ、優しいだけだ。

JM「食べよう。大きいの一個買って、
一緒に食べよう？」

って言ったら、嬉しそうに微笑む。

『ジミナって、私のしてほしいことを
するから、なんだか不思議。』

JM「気が合うってことだね」

さっさと変な駆け引きや、
友達のフリはやめて付き合いたい。

早く、僕のものになってほしい。

映画館の席に座ると、
今までのどの距離よりも近くて、
君の香水が香る。

同じ香水を今日聞き出して買わないとね。

暗い映画館は、
理性がなくなりそうで怖いよ。

君はこんなにいい香りを
すぐ隣で垂れ流してるし、
時々、ポップコーンを取る手が
触れるから、
おかしくなりそうだ。

でも、僕は今、紳士なんだ。
集中しないと。

『ごめん、エンドロールまで見よう？』

って僕にささやく君。

クラクラするよ。

来世は役者にでもなろうかな、

平気なフリして、

JM「そうしよう」

って、君の耳にささやく。

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