運命はつくるもの【JM】 (ページ4)

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JM ページ4

僕は変質者だ。

認めるよ。

人に執着しやすいんだ。

特に、君みたいに
無駄にお人好しで優しい子に。

変質者の僕を
好きにはなってくれないでしょう？
だから、
君が大好きな映画と同じ
出会い方を作り上げて、
君が好きそうな男を演出してるんだ。

ほんとはすごく
醜い男だってことは、
永遠に隠さないとね。

爽やかで優しい、
ラブコメに出てくる男みたいな雰囲気を作るのに
尽力するよ。

『おつかれさま。
えっと、

JM「カプチーノ？」

『何でもお見通し？笑
うん、カプチーノの

JM「Mサイズね」

って言って、柔らかく微笑んでみる。

君に興味があるって爽やかに伝えたよ。

少しは僕に興味を持ってくれたかな？

JM「なんか雰囲気が違うね。
リップの色かな」

『………すごい、そう。
新作なの。ローズピンク』

ん、攻めすぎたかな。
うざがられた？きもい？

JM「……」

『人の変化にすぐ気づくって、素敵、』

………あっ、良かった。

攻めすぎも悪くないね

JM「似合ってるよ。
はい、カプチーノのM。
今日も仕事お疲れ様」

って優しく微笑むと、
耳が赤くなる君。

照れると耳が赤くなるんだ。
それは知らなかった。

なんだよ、それ、

可愛すぎだって。

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