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24. ページ24

それはあったかくて強くて深くて
麻酔前のふらっとする感覚に近い。







うぉーう、流石大人な男、ミン・ユンギ。
大人なキスって初めてだ。
心臓バクバク、
手汗が止めどない。






お互いの顔が離れて、
ユンギ先生は
私の顔を覗くように見つめて
意地悪に笑う









YG「かお、真っ赤、」



そりゃそうでしょうが!
ってソクジン先生みたいに怒りたくなる。

余裕そうなユンギ先生が恨めしい。

どうせお子ちゃまな私には
余裕の「よ」の字もございませんよ。









YG「てか、ほんとに初めて?疑うほど
上手かったけど、キス。」




なんて平然と言うから、
もっともっと私は顔が赤くなった。
なんなんだ、この人。









『ユンギ先生なんて嫌い!!!』

YG「ごめんごめん、茶化しすぎた」

って悪びれもせずに
ニヤニヤしてるユンギ先生。









テーブルの上の時計は3時半を指していた。

ユンギ先生は眠そうだ。
そりゃそうだ、
私は病人でいくらでも寝てられたけど、
先生は働いてずっと起きて、
今に至るわけだから。









『先生、一緒に寝よ』




って言ったら今度は
先生が顔を赤くして
「は?」って顔をする。







あ、寝るってそういう意味じゃなくて。








『ただ眠ろう?眠いでしょ?』





って言ったら
絶対返ってくるだろうなって思ってた返事





YG「眠くねぇし」





そういうだろうと思ったから





『ふふふ、なんてね、
ほんとは私が眠いんだ〜
だから寝よ?』





って嘘ついた。








そしたら、安心したような顔で、笑う先生。









“せっかく一緒に居んのに
寝るのもったいねぇな、”






って洗面台に向かいながら
言った先生の独り言。







それがどんなに嬉しいか、
ユンギ先生に想像できる?






泣きそうになった気持ちを抑えて
私は先生の着替えを借りる。






来世ではどうか、
こんな毎日だけが続けばいい。









.

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設定タグ:BTS , ユンギ , シュガ   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:やきにくさん | 作成日時:2020年10月23日 15時

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