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23.YG ページ23

お前、なんなの、意味わかんない

って言ったら、

決まって、



「私はただユンギ先生が好きなだけです」

って当たり前みたいな顔していうから、

俺はもっと意味わかんなくなる。








腐るほどいる男達の中で、
なんでAは俺を選ぶんだろう。



お医者さんなんですね、
って、こぞって俺に近づく女は
大体「俺」よりも「医者の俺」
が大好きらしい。

もっと言えば「医者」ってより、
その言葉の後ろにある「金」
にしか興味ないんだろうけど。

俺のことを好きって言う女って
そんな奴ばっかり。






だって、俺の見た目ってそんな
カッコよくないし、
上下で分けたら、
「上」に入るのって
きっとテヒョナみたいな奴で
俺ってきっと「下」の方だろ。

って勝手に自分で分析して。





性格も良いわけじゃないし、
無神経とか無愛想とか
なんでそんなに冷たいのとか、
そんなことしか言われないし。





だからなんで、
Aが俺を選ぶのかわからない。



しかも、
自分の命が残りわずかってときに、

俺がAなら、
俺みたいな奴を絶対に選ばない。
だってこんな奴、
幸せにしてくれそーにないじゃん
って

また自分で自分を評価してしまう









『ねぇ、せんせー、
愛してるの上はなんだと思う?』



YG「は」



『好きの上は愛してる、
愛してるの上は、何だと思う?
最上級の愛の表現』



YG「………え、、、大好き、とか?」



『んふ、ちがーう』



YG「すんごい愛してる、とか?」



『んふふ、ちがーう、』



YG「あっ、、、おま、、
そーゆー言葉を俺に言わせようとして
わざと質問したろ」



『えっ、バレた?』



YG「…………」



『ははっ、怒んないでよ。
………でもね、ほんとのとこ、
愛してるの上は、
その人の幸せを願うことだと思うんだー』






って言って、
俺に微笑む。

あぁ、そっか。
こいつは
俺なんかのために
俺の幸せを願ってるんだ




YG「愛してるの上は、
もう言葉じゃないと思うけど」




さっきの唐突のキス。

そんなんじゃ、
俺は足りなかったよ




YG「さっきのガキみたいなキスが、
お前の最初で最後のキスだと
可哀想だから」





って
Aの顔をすっ、と撫でた








.

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設定タグ:BTS , ユンギ , シュガ   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:やきにくさん | 作成日時:2020年10月23日 15時

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