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17. ページ17

そう、私の病室はある意味、
医者の先生方の溜まり場と化していて



YG「別にイチャイチャしてねぇし」

JN「どうする?結婚式はこの病院でやる?」

『そうですね
脳外科のナムジュン先生も呼んで』

YG「いや、勝手に話進めんなよ」

JN「いやぁ、ユンギや、すごいよね。
もう27歳ってのに、
20歳の奥さんがいるなんて」

『夢ありますよねー!私達!』

YG「……」

JN「ってのは、冗談だけどさ、
何かしておきたいことはないの?」


『ユンギ先生の彼女になること』

JN「……いやぁ、ほんとにブレないね
一体、こんな無愛想で冷たくて
マイペースな男のどこがいいのさ」

『ぜ・ん・ぶ』

っていうと、
虫ケラを見るような目で
私を見るユンギ先生

でもね、その顔も好き


JN「僕はね、2人の恋のためなら何でもするよ」

ソクジン先生が、
モグモグ美味しそうに
ジャージャー麺をすする。

JN「大事なことだから2回言うけど、
僕は、2人の恋のためなら何でもするからね」

ソクジン先生は今度はユンギ先生を見て、
優しく微笑んだ

ユンギ先生は黙って
そのソクジン先生の素敵な笑顔を
無視した

『あ!でも今度デートするんです!
まだかろうじて自分の足で歩けて、
呼吸ができて、元気があるうちに』

YG「は?!おま、なんで言うの」

JN「おー、ユンギやるねぇ〜
解雇覚悟で患者とデートかぁ
危険な道には進まないユンギがねぇ
感慨深いよねぇ」

YG「……ばか」

って小声で言って
私のおでこをツンって
人差し指で押すユンギ先生

YG「でも、まぁ………
現実的に考えて難しいですよね
今のAの状態だと外出るのも危険だし、
てかまず、俺とAは
医者と患者だし」

『えええー
デートするって言ってくれたじゃーん
行けないのー?』

JN「いいじゃん、行けば?
患者とか医者とか年齢とかルールとかさ
そういうのは別にどうでもいいと
僕は思っちゃうけどね」

YG「は」

JN「A、どうしたい?」

そう聞いてくるソクジン先生は
とても真剣で

『デートしたい』

YG「…、」

JN「そうだよね。そりゃそうだ」

ユンギ先生が大きなため息をついた

YG「………バレたらまじクビですよ」


って降参したみたいに
両手で顔を隠すユンギ先生


JN「大丈夫!
このヒョンが、見事な演技力で
2人のデートを隠し通すよ!」



いぇーい!ってテンション爆上げな私と、
そんな私を見てため息をつくユンギ先生

私の人生初デート、
どうなるんだろう………!






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設定タグ:BTS , ユンギ , シュガ   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:やきにくさん | 作成日時:2020年10月23日 15時

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