ミナコイファンタジーの人へ。卒業祝い [オリジナル] (ページ2)

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卒業式　親友と仲直りページ2

私は、親友の美咲ちゃんと喧嘩をしたままだ。小学校最後の一年間。大切に、友達とたくさん遊び
楽しい六年生にしたいと思っていた。ホントに楽しかった。でも...
親友の美咲ちゃんとはあることの"喧嘩"をきっかけに喋らなくなった。悲しかった。

今日は卒業式。小学校最後の日。美咲ちゃんとは中学が別々なので別れてしまう。もう、お別れだ
この日くらいは話したい。仲直りしたい。卒業式が終わったあと、声をかけてみた。

「美咲ちゃん。お疲れ。卒業おめでとう。」

いつもなら私を遠慮気味の美咲ちゃんが、こっちをみて私の言葉を返してくれた。

「そうだね。真由ちゃん。おめでとう。」

「今までごめんね。美咲ちゃんと仲直りできなかった...でも、中学校違うし最後の日は話したかったんだ。」

「いいよ。別に私こそごめんね。今までありがとう。」

「あ、ごめんそろそろ行かなくちゃ。また会おうね。真由ちゃん。」

美咲ちゃんの目には涙が溜まっていた。

「バイバイ...美咲ちゃん。ありがとう。」

私は涙で顔がぐしゃぐしゃだ。

『バイバイ』

私達は別の方向へ歩いていった。