すのふぁみりー！ 4th (ページ5)

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亮平side

最初こそ、純粋に雪遊びをしてたはずの翔太達。

途中で面白みがなくなったのか、翔太達が閃いたのは人間雪だるま。

雪だるまってころころ雪玉を転がせて、大きくして作る。

だから、大きい雪だるまって作るのが大変で。

それなりに労力を使うから、人間をベースにすれば楽なんじゃないかって。

言い出しっぺは、もちろん翔太。

その案に迷いなくのったのは蓮。

人間ベースになったのは、兄弟イチ小さいだい兄。

ラウはだい兄の生存確認をしながらやってたらしいけど、そこは生存確認じゃなくてお兄ちゃん達を止めなくちゃいけなかった。

だい兄、だからたつ兄は怒ってるんじゃなくて、人で遊ぶなってこと。

辰哉「お前らしっかりやれよー」

こってりとたつ兄怒られた3人は、今は家の前の雪かき中。

涼太「大介あったまった？」

大介「んにゃ、ほっかほかー！」

涼太「甘酒あるよ」

大介「わ、飲む！亮平いるー？」

「じゃあもらおうかな」

お風呂場へと強制送還されただい兄がロンTにスウェット姿へと着替えてぺたぺたと歩いてきて。

大介「ほい、これ亮平の」

「ありがとう」

緑色のマグカップに入れられた甘酒。

湯気がたってて、見てるだけであったまりそう。

「ちょっ、だい兄足冷たいよ」

大介「んは、亮平の足あったけー」

炬燵の中でぺたっと足と足をくっつけてきただい兄。
お風呂で温まったとはいえ、廊下を素足で歩いてきた足の裏は冷えちゃってる。

もぉー、、隣でぬくぬくと楽しそうなだい兄を見てたら、それ以上言えなくなる。だって可愛いんだもん。

だい兄のチャームポイントの口角がにっこり上がってて、可愛い。

康二「おっじゃまー」

大介「あ、こーじおかえりぃ。さっきはごめんねぇ」

康二「ええよええよ！悪いのはだい兄やないもん」

俺もびっくりしてもうてごめんな！なんてお互い謝り合うふたり。

大介「おしり痛くなかった？」

康二「だいじょーぶ！」

辰哉「嘘つけ、ちょっと青くなってたろ」

大介「え！？ちょ、見せてっ？」

康二「えっ、ちょっ、脱がさんといてよぉ」

やっぱり雪の上と言えど、滑って尻もちをついた康二はおしりが青くなっちゃったみたいで。

たつ兄にバラされて、だい兄にズボンを半分脱がされて半泣きの康二。

そんな康二を横目にたつ兄も炬燵に入ってきて。

辰哉「大介楽しかった？」

大介「ゆきちょーたのしかったぁ」

finish...