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辰哉side
バイト終わりの大介から電話あったのに、慌てすぎて康二に落ち着けって怒られた、、。
康二 「たつ兄がそんなんなってもどーにもならへんやろ？」
「そーだけど、、」
康二 「車の中で待ってるし、だい兄連れてきてな」
「わ、わかった」
一応、長男なのに、俺よりも落ち着いてる康二。
いつだって、我が家の危機となると長男の俺はポンコツ気味で、弟達のが頼りになる。
はぁ、しっかりしなくちゃな。
裏口のドアを開ける。
ガチャ
「深澤大介の兄です。大介います？」
？ 「あっ、こんばんは。深澤くんこっちにいます！」
ドアを開けた先にいた子が大介のもとへと案内してくれ、お礼を言って連れて帰る旨を伝える。
休憩室のドアを開ければ、机に突っ伏して椅子に座っていた大介。
「大介〜、帰ろ」
大介 「んん゛」
大介の腕を肩に回して、背中を支える。
康二の待つ車までなんとか歩いて、後部座席へと寝かす。
朝よりも痛みが酷いのか、目を固く瞑ったままの大介を見て、病院へ向かおうか迷ったけどとりあえず一旦家に帰ることに。
大介 「うっ、」
「え、大介！？ちょ、康二止めて止めて！」
康二 「だい兄ちょお待ってな〜！」
家までの帰り道、突然後部座席で寝ていた大介が嘔吐く。コンビニに入り車が止まったところで、口元を抑える大介のもとへ駆け寄る。
「吐く？気持ち悪い？」
大介 「んっ、」
康二が水を買いに行ってる間にも、大介の背中が波打つ。咄嗟に背中を摩るも、恐らく朝から何も食べてない大介から吐き出されるものはなくて。
気持ち悪さを出すことが出来ない大介の目から涙が零れる。
大介 「おぇ、っ、、ぐす」
康二 「だい兄大丈夫やで、ゆっくりでええよ〜」
大介 「っ、はぁっ、、う、げほっ」
コンビニに停車してから数十分はたったんじゃないかな。やっと、大介が吐いてくれて。
吐いたって言っても胃液だけど、少しでも楽になってくれればいい。そう願いを込めて、大介の背中を摩る。
家に帰ってからも、大介のそばを片時も離れない。
原因不明の大介の頭痛は今回は少し長くて、心配になってそわそわしちゃって、あれから康二以外の弟達にも落ち着けって怒られた。
だめなんだよ、大介がいないとだめなの。
だから早く良くなってよ、おねがい。
今日も俺のベッドで眠る大介を見ながらそう願う。
finish...
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チビ(プロフ) - 永遠さま、リクエストの度々お答えいただきありがとうございます！いつも楽しく読ませて頂いています。 (2021年1月18日 12時) (
レス) id: da5d182f3d (このIDを非表示/違反報告)
永遠(プロフ) - 魁さん» ご指摘ありがとうございます。訂正致します。 (2021年1月17日 23時) (レス) id: 9a157f8c2d (このIDを非表示/違反報告)
魁 - 温泉掛け流しじゃなくて、源泉掛け流しですよ。 (2021年1月17日 23時) (レス) id: 3e8c2afba9 (このIDを非表示/違反報告)
たぴ - ラウが大介とダンス武者修行みたいな感じで路上で1人でフリーダンスを踊ってそれを見ていた人がSNSに動画を投稿。それがバズって注目されるみたいな話が読みたいです。 (2020年12月27日 15時) (レス) id: e17d72e529 (このIDを非表示/違反報告)
永遠(プロフ) - チビさん» リクエストありがとうございます！まずはダンスのお話から描かせて頂きました！他のリクエストも描かせて頂きます！ (2020年12月27日 12時) (レス) id: 9a157f8c2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：永遠
| 作成日時：2020年7月30日 1時
