学校行きたくない病 ページ22
辰哉side
ある日の朝。
そして、末っ子ラウールのいつもと違う呼び方に異変を感じた朝。
ラウ 「ねぇ、辰哉兄ちゃん」
「ん？」
ラウ 「僕ね、学校お休みしたい」
「うん、いいよ」
学校をサボることを俺が了承するとは思ってなかったんだろうな。めちゃくちゃびっくりしてるラウ。
「じゃあ学校に連絡しとくから」
ラウ 「う、うん、、」
でもこんなことがこの次の日も、また次の日も続いて3日が経った日のお昼ご飯を食べて、それぞれがまったりタイムに入った頃。
俺は、今が聞き時かなと思った。
「ラウー？なんかあった？」
リビングにいる他の兄弟が聞き耳をたててる。
今いるのは、ラウ、亮平、しょうた、俺の4人。
うーん、と唸るラウ。
ラウ 「お兄ちゃん達はさ、学校サボったりとかした？」
「学校内、にはいたかも？多分」
しょうた 「俺、保健室か空き教室で寝てた」
亮平 「俺はちゃんと受けてたよ」
三者三様の答えを聞いて、ラウが少し落ち込む。
亮平 「大丈夫だよ、ラウ。だい兄しょっちゅういなくなってたから」
ラウ 「、、いなくなる？」
しょうた 「朝は俺らと一緒に登校してたしいたよね」
亮平 「昼間はいないけど、夕方俺らが家着く頃には帰ってきてたよね」
ラウ 「？だい兄って昔から元気なんだね？」
末っ子ラウの不思議発言が飛び出した。
「でもさー、1回だけ兄弟全員でサボらなかった？笑」
しょうた 「したした！！あん時まじ、楽しかったよな！」
そう、1回だけその時高3の俺と大介、高2のしょうたと涼太、高1の照と亮平の6人で学校をサボった時があった。
ラウもなにそれ！？って食いついてくれて、放課後になったらラウの学校に行って先生に話を聞きに行こうぜ！としょうたが言い出した。
この日、先生から深澤兄弟エピソードを聞いたラウ。
気がついたら、教室の窓の外は真っ暗になっていて、先生が家まで送ってくれた。
ラウは、なんか心境の変化があったみたいで、また前と変わらず学校に通いだして。
俺らは何があったか分からないし、聞かないけど楽しそうに行ってくれてるし、俺らもなんやかんや学校生活は楽しかった記憶があるからラウにも楽しんでもらいたいなと思ってるよ。
finish...
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チビ(プロフ) - 永遠さま、リクエストの度々お答えいただきありがとうございます！いつも楽しく読ませて頂いています。 (2021年1月18日 12時) (
レス) id: da5d182f3d (このIDを非表示/違反報告)
永遠(プロフ) - 魁さん» ご指摘ありがとうございます。訂正致します。 (2021年1月17日 23時) (レス) id: 9a157f8c2d (このIDを非表示/違反報告)
魁 - 温泉掛け流しじゃなくて、源泉掛け流しですよ。 (2021年1月17日 23時) (レス) id: 3e8c2afba9 (このIDを非表示/違反報告)
たぴ - ラウが大介とダンス武者修行みたいな感じで路上で1人でフリーダンスを踊ってそれを見ていた人がSNSに動画を投稿。それがバズって注目されるみたいな話が読みたいです。 (2020年12月27日 15時) (レス) id: e17d72e529 (このIDを非表示/違反報告)
永遠(プロフ) - チビさん» リクエストありがとうございます！まずはダンスのお話から描かせて頂きました！他のリクエストも描かせて頂きます！ (2020年12月27日 12時) (レス) id: 9a157f8c2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：永遠
| 作成日時：2020年7月30日 1時
