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渡辺side
気を失った佐久間にびびって事故りそうになった後、緊急の入口に横付けしちゃったよね。
向井 「ここ停めて大丈夫なん？」
「いや、わかんねぇ。とりあえず佐久間よろしく」
多分だけどアウトだわ。だってここ救急車とか停まるとこだと思う。
佐久間達を見送って結構時間が経って、俺もうたた寝しちゃってたりして。
薬で落ち着いた佐久間を乗せて、帰路に着く。
「あれ、」
宮舘 「佐久間が気にするんだよ」
「はぁ？」
宮舘 「俺たちを起こしちゃうとかそーゆーことを考えちゃうみたいだから」
「いや上連れてこうぜ。ここじゃなんかあった時わかんないだろ」
宮舘 「俺が見に来るからいいよ」
「、、はぁ？俺だって見に来るわバカ」
宮舘 「ふふ、素直じゃないなぁ」
うるせぇ。
だって、佐久間に素直になる必要ないじゃん。
俺が寄ってかなくても、佐久間が寄ってくるからいいんだよ。
俺たちはそうやって出来てんだから。
涼太が佐久間の様子を見た後、まぁ大体このぐらいの時間に起きるんじゃないかなって予想を立てた時間よりも少し早く1階へと降りてく。
部屋に入れば、佐久間は起きてたけど、薬の効果か少しぽやぽやしてた。
佐久間 「うん？」
「食欲ある？」
佐久間 「うーん、、へへ」
「無理しなくていいけど、1口でも食べて薬飲も」
佐久間 「、、ひとくち、でいいの」
「ん、でも吐きそうだったら無理しなくていいからな」
調子がまだ戻ってきてないからか、いつもより静かな佐久間。
佐久間を抱えて階段を上がって、みんながいる2階へと向かう。
2階に着く頃にはゆらゆら揺れてたのが眠気を誘ったみたいで、佐久間は寝ちゃってた。
深澤 「おー、ってあれ寝てんじゃん」
「あれ、まじ？まぁいいや、めめそこあけて」
ソファに佐久間を寝かせる。
すぅすぅと寝息を立てる佐久間。
夜中までの苦しさはどこにも見られない。
ちゃんと寝れてる。
薬がまだきいてるのか、咳も出てない。
佐久間が不安がってた、自分の咳でみんなの迷惑になってすらいない。
ほら、少し頼ってくれれば、こうやって佐久間も俺達も少し楽になる。
finish...
たくさんお待たせしました！
ゆっくりお読みください (笑)
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作者名：永遠
| 作成日時：2021年11月23日 14時
