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夢の中へ ページ32

佐久間side



2階の待合室に通されて、上着を脱いで抱えて椅子へと座る。

なかなかの座り心地の良い椅子で、フィット感が良い。



、、やばい、寝そう。



? 「佐久間さん。佐久間大介さーん」


「っはい!」

? 「こちらへどうぞ。荷物ここに置いてくださいね」


昨日?は、日付を越えた頃仕事が終わって。

その後、反省点とかを共演者の方達と話し出したら止まんなくなっちゃって、気がついたら3時で慌てて帰ってきた。


家に着いた頃には空が白く霞始めてて、今寝たら起きられないなって察して、ストレッチしたりしてた。

ストレッチも終わってやることなくなって、そろそろ涼太起きて来そうな感じがして部屋を出る。


ガチャ
自分がドアを開けたタイミングでどっかの部屋のドアが開いた音がした。

「あ」


宮舘 「おはよう」

「涼太おはよー」

宮舘 「もう起きたの?帰ってきたの遅かったよね?」

「ごめん、うるさかった?」


静かに帰ってきたつもりだったけど、引越ししてからお隣さんになった涼太にはバレバレだったみたい。


宮舘 「何時に出る?」

「うーんと、7時には出たい、かな」

宮舘 「ちょっと待ってて。朝ご飯作るから」


そう言った涼太がじっと俺の顔を見つめてくる。

え、、なに?佐久間さんの顔なんかついてる?

「?」

宮舘 「体調悪くはない?よね?」

「うん、佐久間さん元気」


YouTubeを繋げて、後輩達のチャンネルを見てたら涼太がテレビの前の机まで朝ご飯を持ってきてくれて。

「え、でもここ」

宮舘 「みんなまだいないから特別」


よほど体調悪かったりとかがなければ、基本的に食事はダイニングテーブルで食べるのがルール。ルールっていうか、暗黙の了解みたいな。

どこでも食べるようにしちゃうと、なんかゆるくなるじゃん?
なんでもおっけー、ってなっちゃうからさ。


目黒 「舘さんおはよ」

宮舘 「目黒おはよう」

「めめ、おっは〜」

目黒 「佐久間くんはや」

「いや、めめも早いよ」

俺はちゃんと起きれるタイプだけど、めめとかしょうたはシェアハウスしてから自分で起きてくることがまず少ないふたり。

大体誰かしらに起こされて、起きてる。



宮舘 「佐久間、時間大丈夫?」

「へ?あっ、やば。洗い物ごめん!いってきます!!」


みんなとのダンスレッスンの前に病院を予約してたから、みんなが起きてくる頃に家を出た。


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作者名:永遠 | 作成日時:2021年11月23日 14時

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