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深澤side
岩本 「ふっかそわそわすんのやめて」
「、ごめん」
阿部 「気になるんでしょ？」
いつもと違うことに違和感が消えなくて、そわそわしてたら隣の照にそれやめてって若干キレられた。
阿部ちゃんにも突っ込まれて。
ふたりにじっと見つめられる。
「、、見てくる」
いつもと何かが違う佐久間は、ご飯を食べてからソファで一眠りしてた。そもそもそれ自体が珍しい。
そのまま部屋でアニメを見るって言って戻ったけど。
佐久間、、疲れてそうだったな。
一応ノックをする。
コンコン、
アニメ見るって言ってた割にドアの向こう側は静かで。
やっぱ疲れてる？寝てんのか？
「佐久間ー？開けるぞー？」
ドアを開けて部屋を覗く。
アニメがついてるはずのテレビは消えてるし、ベッドの布団はこんもり。
なんだ、まじで寝てんじゃん。
じゃあいいや。
いつもと違うから心配で見に来たはずなのに、いつもと違って寝てる佐久間になぜか安心した自分がいて。
なんか無性にむしゃくしゃしてきて、ゆっくり寝れてんならいいやってなって、佐久間の部屋を出て階段をおりる。
阿部 「どうだった？寝てた？」
「うん、ぐっすり」
阿部 「寝られてるならよかった」
「阿部ちゃん知ってたの？」
阿部 「いや最近寝不足そうだなぁってそれだけだよ」
ほんとよく佐久間のこと見てんな。
阿部ちゃんだけじゃなくて、佐久間もだけど。
佐久間もよく阿部ちゃんの事見てるなって思うけど、お互いが引き寄せあってんだな。
阿部 「なにジロジロ見て」
「なんでも〜」
ラウ 「あ、ふっかさん佐久間くん見に行ったんでしょ？どうだった？」
「んー？ぐっすり寝てたよ」
ラウ 「やっぱり？」
「え？ラウも？」
ラウ 「え？なんのこと？」
阿部ちゃんだけがわかってる感覚かと思ってたのに、ラウも理解してて。
あれ？俺だけ気づいてない感じ？
ラウ 「さっき佐久間くんにくっついたらなんか子供体温っていうか、ぽかぽかしてて。あれ多分熱あると思うんだよね」
サラッとそう聞こえた。
うん、サラッと。
「、、え？」
ラウ 「え？ふっかさん見に行ったんじゃないの？」
え、待って。いや、なんて言った？
ラウ 「佐久間くん熱あるよね？」
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作者名：永遠
| 作成日時：2021年11月23日 14時
