そばにいるよ ページ18
阿部side
ずっとずっとピンク色の髪色だった佐久間。
突然ピンクにした時に、事務所のお偉いさんに樹と被ってるって注意を受けてて。
でもそれでも、ピンク色を突き通してたから。
てっきり、ピンク色好きなのかと思ってた。
まぁメンカラでもあるし。
ピンクにしてから、ツアーが始まって。
そのツアーも全公演無事に終わって。
YouTubeの撮影の合間の、お昼休憩中。
ご飯も食べ終わって、みんながまったり。
携帯ゲームをしてた佐久間が、そういえばさぁと漏らして。
佐久間 「俺ドラマ決まったんだよねぇ」
あまりにサラッと言うから、脳内処理できなくて。
佐久間 「ちょっと前に撮影始まってるんだけどさぁ、」
誰も、何も、言わないからそのまま話し続ける佐久間。
渡辺 「っは？ちょ、待てって」
佐久間 「え？」
深澤 「ドラマ決まった？え、佐久間が？」
佐久間 「うん俺」
ふっかがなかなかに失礼なことを言われてるにも関わらず、本人も未だに信じれてないみたいで、きょとんとした後、不思議なんだよねぇと零す。
ラウ 「佐久間くんその髪色大丈夫なの？」
佐久間 「ピンク色なの！」
「え、待って、佐久間なんの役もらったの？」
佐久間 「んふふ」
佐久間が携帯から顔を上げて、俺達の顔を見てにんまり。
うわ、悪い顔してる。
佐久間 「主演、ではさすがにないんだけど」
じっくり間を溜め込んだ後に発したから、最初の主演って言葉に声が出そうになって。
佐久間 「主演さんと関係性としては深い、かな？」
「っ、もしかして」
佐久間 「あ、阿部ちゃんわかっちゃったー？」
佐久間 「歌舞伎終わってピンク色にした時にはもうドラマのお仕事もらってたんだよね」
急に髪色変えたり、髪切ったりするとばれちゃうじゃん？なんて笑う佐久間。
あたかもピンク色に染めたかったように、俺達に、ファンに、自分の姿を見せていた佐久間だけど、それは彼の策略。
マネージャーにも言わずに、無断で染めたからお偉いさんに怒られたわけで。
ドラマの仕事が決まってることを知ってるマネージャーは、佐久間の髪色を見て、佐久間がやろうとしてることをなんとなく悟ったらしい。
佐久間 「にゃはは、あべちゃんも騙された？」
やったね、なんて言ってこっちを見て笑う佐久間。
、、やられた。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 683人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：永遠
| 作成日時：2021年11月23日 14時
